【ニューヨーク高本耕太】安倍晋三首相は米ニューヨーク訪問の全日程を終了し、22日午前(日本時間22日深夜)、次の訪問地キューバに向けて政府専用機で出発した。

 キューバでは、首都ハバナでラウル・カストロ国家評議会議長との首脳会談に臨み、「官民を挙げた経済関係の強化」を確認する。また北朝鮮と関係の深い同国に、対北朝鮮制裁強化への理解と協力も求める方針だ。

 現職首相によるキューバ訪問は初。昨年7月の米国との国交回復以降、欧米企業などから同国の市場に注目が高まっており、政府間の関係強化を進めることで日系企業の進出を促したい考えだ。

 両国は既に、キューバの対日債務約1800億円のうち1200億円を日本が放棄することで合意しており、政府は今後、キューバのインフラ整備を後押しし、民間による開発・投資拡大につなげる方針。首脳会談ではこうした考えを伝え、医療機材供与などで合意する見通しだ。