男子ゴルフのダイヤモンド・カップ(大阪・茨木CC西、7320ヤード、パー70)第1日は22日、小平智が7バーディー、1ボギーの64で単独首位に立った。ツアー未勝利の今平周吾が1打差の2位。4アンダーの3位で、平塚哲二や岩本高志ら6人が続いた。国内賞金ランキングトップの谷原秀人は3アンダー、リオデジャネイロ五輪日本代表の池田勇太は2アンダーの12位発進。2週連続優勝が懸かるブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)は1オーバーと出遅れた。日本ツアーとアジアンツアーを兼ね、プロ120人、アマ12人が出場。昨年覇者の金庚泰(韓国)は欠場している。

 ◇小平「最終日に優勝争う準備」

 バックスピンがかかったボールが、カップの横30センチにピタリと止まった。インスタートから折り返しを前にした18番パー5。この日のアプローチの好調さを象徴する、小平の第3打だった。

 グリーン左手前に大きな池が広がる18番。フェアウエーからの2打目は、「ピンが奥なのでアプローチの方が寄せやすい」とグリーン手前に刻んだ。残り65ヤードから、狙い通りの完璧の一打で楽々バーディー。勢いに乗ると、2番まで3連続バーディーを奪った。

 ピンチを救ったのも好調なアプローチ。7番パー4では2打目がグリーンをオーバーしたが、しっかり寄せてパーセーブ。「リカバリーがうまくいった」とボギーを一つにとどめ、「64」は今季自己最少ストロークだ。

 今季は5月の関西オープンを欠場するなど持病の首痛に悩まされたが、「大きなショットが打てない分、バンカーやアプローチを練習した。けがの功名」。その成果が出た。

 まだ27歳ながら、ツアー通算3勝のうち2勝が国内メジャーと大舞台で強さを示してきた。今大会もアジアンツアーを兼ねたビッグトーナメントだけに、「最終日に優勝を争うように準備したい」。虎視眈々(たんたん)と、好機をうかがう。【安田光高】

 ◇今平、方針転換が奏功

 最悪のスタートに、今平が下した決断が後半の巻き返しを生んだ。インスタートの10番は右へ、続く11番は左へとティーショットを曲げた。いずれもボギーに終わり、「あまり振らないように抑えていこう」と方針転換した。確実にフェアウエーをキープすることを意識した成果か、後半は6バーディーで、5アンダーまでスコアを伸ばした。ここ2大会連続トップテン入りと好調な23歳。「2日目、3日目とスコアを伸ばせば、自然と優勝争いに加われる」と手応えを口にした。

 ◇選手ひとこと

 平塚哲二 (雨が強くなった午後からスタート)後半はグリーンのセンター狙いでいいと思った。長いパットがポコポコ入ってくれた。

 岩本高志 (4アンダーは)大満足。ティーショットがラフにも行ったが、雨が降った時はフェアウエーだった。

 谷原秀人 (14、15番で連続ボギーをたたき)へこんでいる。調子は若干悪い。真っすぐ飛んでいるので何とか。