国内バスケットボール男子のナショナルリーグ(NBL)とbjリーグが統合した新リーグ「Bリーグ」が22日、東京・国立代々木競技場で開幕した。

 福利厚生を目的にした企業チーム中心のNBL(旧・日本リーグ)と、地域密着でプロ化を目指していたbjリーグ。目的がかみ合わない二つのリーグがある異常事態が約10年続き、国際連盟から国際試合の資格停止処分まで受けた。日本サッカー協会の川淵三郎元会長の強力なリーダーシップのもとで、まとまらざるを得なかった結果がBリーグ発足だ。

 1993年に発足して以来、一定の成功を収めたJリーグをモデルに、拠点作りを各チームに徹底させた。全国に分散していた試合開催方式から、1部参入の条件に年間8割使用可能な5000人規模のホームアリーナの確保を義務づけた。自治体や地元企業の支援をベースに、地域に根ざし、応援の輪を広げる意図がある。

 チームの収入源には、入場料、放映権料、グッズ販売などを見込んでいるが、柱はあくまで観客の入場料収入だ。観客動員数などで分配金に差をつけたのも、集客に注力させる狙いがある。Bリーグの大河正明チェアマンは「5000人から、さらに増やせる運営能力を持つチームはある」と観客増を期待する。

 各チームが独自の魅力を生み出し、プロ野球、サッカーに続くプロスポーツとして根付けるか。経営力が問われる。【浅妻博之】