○楽天4−2日本ハム●(23日・札幌)

 前夜までの首位決戦で2連勝した福岡から移動し、日本ハムが球場に着いた時には試合開始まで3時間を切っていた。勢いを加速させたい本拠地で打線は湿り、地に足が付かない試合運びで連勝が止まった。

 威力ある直球をコースに投げ分ける楽天・釜田の快投に、打線は五回まで田中賢の内野安打1本のみ。一回に見逃し三振に倒れた西川は「みんなが疲れている中で先頭の僕が出れば活気づいた。大事な打席だった」と悔やんだ。先発のメンドーサが中盤につかまって点差が開き、ジリジリとした焦りも感じさせる。釜田に完璧に抑えられた4番・中田は「何となく打ちにいってしまった」と話した。

 4点を追う六回、疲れの見えた釜田を1死満塁と攻めたが、中島は見逃し三振、岡は一ゴロで好機を逸した。その後、楽天の救援陣から2点を奪ったが、時すでに遅し。先発登板翌日を完全休養に充てる禁を破って22日に打者でフル出場した大谷は、ベンチに登録されていたが代打待機はせず、核を欠いた打線は迫力も欠いた。

 ソフトバンク戦の激闘の疲労も色濃かった。西川は「こういう日だから勝たなきゃいけなかった」と言い、中田は「ソフトバンク戦は10試合分くらいの精神的な疲れがある。ここからが大事。気合を入れ直してやっていかなければいけない」と気を引き締めた。【江連能弘】