◇フィギュア4大陸選手権第2日 男子SP(17日)

 チェン、宇野の10代2人の下位に甘んじた。試合後の記者会見場で3位の席に座った羽生は「ここの位置に座っている自分がふがいない」と悔しさをあらわにした。

 ジャンプに失敗が出た。米歌手のプリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」のアップテンポの楽曲に乗り、冒頭の4回転ループはきれいに降りて出来栄え点(GOE)で2.29点の加点が付いた。しかし、その後の4回転サルコウ−3回転トーループは、最初のジャンプで「ちょっと考えすぎて」2回転になる痛恨のミス。トリプルアクセル(3回転半)こそ3点満点の加点を得たが、三つのスピンのうち一つが最高難度のレベル4ではなくレベル3。ステップもレベル3と動きに精彩を欠いた。「サルコウが決まっていたらもっとノリノリでやっていた」と苦笑した。

 五輪連覇を狙う平昌五輪のリンクで行われる今大会は、本番に向けた予行演習だ。SPの滑走順は最終グループの2番目。昨季の世界選手権フリーでミス続出により逆転された時と同じ滑走順で、苦手意識が多少ある。昨年12月の全日本選手権をインフルエンザで欠場し、約2カ月ぶりの実戦だったことも影響したのかもしれない。

 首位のチェンとは6.08点差。「ループはきれいに決まった。修正点を見つけて自信を持っていきたい」。いいイメージを持って今大会を終えるためにも、初タイトルを逃すわけにはいかない。【福田智沙】