【ニューデリー金子淳】パキスタンのシャリフ首相は21日、国連総会で演説し、インドと領有権を争うカシミール地方について「インドが前例のない軍備増強を進めている」と非難した。一方、インド側も「パキスタンがテロを支援している」と主張し、非難合戦に発展している。

 カシミール地方インド側では7月以降、インド政府への抗議デモと治安部隊が衝突し、80人以上が死亡している。シャリフ首相は演説で「子供を含む多くの住民が殺害された」と主張。インドの対応を「超法規的な殺人」と非難し、国連による独自調査を求めた。さらに「対話を求めても、インドは受け入れがたい条件を突きつけてくる」と批判した。

 これに対し、インド外務省のスワループ報道官はツイッターで「対話の条件はテロを止めることだ」と反発した。