【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアの首都ダマスカス南西部で12日、自爆テロがあり、国営シリア・アラブ通信によると、少なくとも7人が死亡した。在英民間組織「シリア人権観測所」は「4人の兵士を含む8人が死亡した」と伝えた。犯行声明は出ていないが、アサド政権と敵対する勢力が関与した可能性が高い。

 国営通信によると、カフルスーサ地区のスポーツ施設の近くで、男がベルトに偽装した爆弾を爆破させたという。周辺はアサド政権の基盤である治安機関や軍の関連施設が多く、政府高官も住む。

 カフルスーサ地区を含むダマスカス中心部はアサド政権が支配。郊外の反体制派の拠点から迫撃砲が撃ち込まれることは多いが、警備が厳しい中心部での自爆テロは異例だ。12月には警察署内で少女が所持していた爆弾が爆発する事件もあった。