さまざまな理由で手の自由を失った画家たちが、ハンディを乗り越えて描いた絵画を展示する「口と足で表現する世界の芸術家たち」が22日、秋田市中通2の秋田アトリオンで始まった。24日まで。

 三菱電機ビルテクノサービス(東京)が、社会貢献活動の一環として毎年全国を巡回していて、今年で25年目。秋田市では1997年以来、2回目の開催という。

 会場には「口と足で描く芸術家協会」に所属する国内外の作家38人が描いた油彩や水彩、日本画など50点が展示されている。

 波立つ大海原の中に、白い帆を張って力強く進む船の姿を写実的に描いた油彩画「帆船」は、小学生の時に事故で両腕を失った安達巌さん(2006年没)が口で描いた。安達さんはパラリンピックの水泳競技で金メダルを獲得した経歴もある。

 芸術家たちの制作風景などを紹介する映像を放映しているほか、創作活動の支援を目的にしたチャリティーグッズの販売もある。午前9時〜午後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。【川村咲平】