リオデジャネイロ五輪の競泳女子200メートルバタフライで2大会連続の銅メダルを獲得した越谷市出身の星奈津美選手(26)に市民栄誉賞を贈る表彰式と五輪報告会が22日、同市のイオンレイクタウンの光の広場で行われた。市民から祝福を受けた星選手は「皆さんの応援が力になった」と満面の笑みをみせた。21日には、越谷警察署の「一日署長」も務め、同じ会場で市民と交流した。

 報告会には市民約800人が詰めかけた。ロンドン、リオ両五輪の銅メダルを首に下げた星選手はスマートなスーツ姿。高橋努市長が「小さい頃から鍛錬し病気も乗り越え、堂々と銅メダルを獲得した。おめでとう」と表彰状を手渡すと、会場は拍手に包まれた。

 星選手は、リオ五輪で、準決勝までは思うように泳げず不安だったと振り返った。しかし決勝前に「パブリックビューイングで市民が応援している」と伝え聞き、「力を出し切ることだ」と思い直して自信を回復。「最後の5メートルは意識がなくなるほど力を振り絞った。最高の舞台で(メダルが取れて)幸せでした」と結んだ。また、「今後についてはまだ決めていないが、選手であってもなくても恩返ししたい」と感謝の気持ちを表した。

 報告会後の会見で星選手は「これまで自分自身の挑戦として(競技を)続けてきた。トレーニングは苦しい。でも何より大好きな水泳で、多くの人に『感動や勇気をもらった』と言葉をいただき、心を動かせたことがうれしい」と現在の心境を述べた。そのうえで、「2020年の東京五輪は見えていないが、選手を続けるか1年単位で考えていきたい」と語った。五輪後には幼なじみの会社員(33)と結婚した。しばらくは休養する考えという。【武田良敬】