第45回南房総市ロードレース千倉(南房総市、同市教委、同市観光協会、同市体育協会主催、毎日新聞社など後援)は22日、同市千倉町の千倉漁港広場を発着点にハーフマラソン(21・0975キロ)、10キロ、5キロの3コースで行われた。レース開始前から横なぐりの強い雨と風が吹き付けるあいにくのコンディションだったが、海岸通りを往復する新コースを市民ランナーが力走。沿道からも盛んな声援が送られ、男子で二つの大会新記録が生まれた。

 ハーフマラソン男子65歳以上の部で、須永佳男選手(67)=東京都=が2年前に自身が出した大会記録を41秒更新して優勝。男子5キロ40〜54歳の部では鈴木裕行選手(44)=館山市=が4年前に40歳でマークした大会記録を4秒上回り、5連覇を達成した。女子5キロ40歳以上の部は安西雅野(まさの)選手(52)=南房総市=が3連覇を果たした。【中島章隆】

 ◇ライバルに雪辱

 ○…ハーフマラソン女子40歳以上の部は、昨年の大会で6連覇を阻止された広瀬真理子選手(47)=神奈川県茅ケ崎市=が2年ぶりに女王に返り咲いた。昨年優勝した牧田朋美選手(42)=東京都東久留米市=とは各地の大会で顔を合わせるランニング仲間。この日も互いの健闘を誓い合ったが「去年は40秒差で負け、今回は絶対勝とうと思った」と広瀬選手。前半から飛ばし、2位の牧田選手に4分あまりの大差をつけて雪辱した。「雨と風がきつかったけど、暑さより走りやすかった」と会心の笑み。一方、夫婦で出場した牧田選手は「悪条件で、走る前から気持ちが負けた」。笑顔の陰で、次に向けて闘志を燃やしていた。

 ◇冠水にも負けず

 ○…「コースもところどころ冠水していたし、この記録はびっくり」と、ハーフマラソン65歳以上の部を1時間32分25秒の大会新記録で制した67歳の須永選手。悪天候にもかかわらず、初出場で優勝した2年前のタイムを41秒も上回った。東京都江戸川区で自動車修理工場を経営し、30年ほど前から「健康のため」走っている。「南房総は魚もおいしそう。次は民宿に泊まって参加したい」と振り返った。

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 1位の記録は次の通り。

 <ハーフマラソン>

 ▽大学男子 篠崎拓弥(東京情報大)1時間7分19秒▽一般男子40歳未満 宇野議浩(NYYR RC)1時間11分18秒▽同40〜54歳 松本浩(海老川の力)1時間13分6秒▽同55〜64歳 古怒田修(ポポロAC)1時間21分6秒▽同65歳以上 須永佳男(東京都)1時間32分25秒=大会新

 ▽一般女子40歳未満 仲田光穂(船橋市陸協)1時間28分47秒▽同40歳以上 広瀬真理子(湘南FARC)1時間31分27秒

 <10キロ>

 ▽一般男子40歳未満 伊藤育生(船橋市)34分29秒▽同40〜54歳 田島将人(葛飾区役所)35分32秒▽同55〜64歳 島田稔(東京箱根RC)39分8秒▽同65歳以上 槇野薫(流山CJ)42分22秒

 ▽一般女子40歳未満 渡部春雅(神奈川県)38分41秒▽同40歳以上 松原由喜子(宇宙選抜)42分50秒

 <5キロ>

 ▽高校生以下男子 大辻頌悟(茨城大島中)16分24秒▽一般男子40歳未満 大倉慎(ウイングAC)16分33秒▽同40〜54歳 鈴木裕行(南総AC)15分50秒=大会新▽同55歳以上 小柴淳一(住友化学)19分12秒

 ▽高校生以下女子 藍場さくら(袖ケ浦市立根形中)22分16秒▽一般女子40歳未満 高橋桂(神奈川県)23分50秒▽同40歳以上 安西雅野(館山若潮走友会)20分57秒