政務活動費不正の議員辞職に伴う富山市議補選(改選数10)=10月30日告示、11月6日投開票=で、市議会の会派幹部が辞職した自民、民進は候補者擁立に頭を抱えている。一方、他党は着々と準備を進め、議席増を図る。

 県議1人と、市議会議長や前会派会長を含む市議7人を失った自民の傷は深い。打撃を少しでも抑えようと自主解散による出直しを模索したが断念。補選となり「自民公認で出たい人なんているのか」と、ある重鎮の市議は肩を落とす。10月23日には現職を推薦する知事選もあり、市議補選、県議補選への対応に懸念が広がる。

 県連トップの県議が辞職願を出し、県議会での議席が消える民進。市議会でも会派会長と幹事長のかじ取り役を失い打撃は大きい。民進系会派のある市議は「(失った議席の)2人を擁立するのは難しい」と頭を抱える。

 一方、共産は鼻息が荒い。21日に市議補選の候補1人を発表、もう1人の擁立を模索。現有2議席から倍増を狙う。社民も「ここで候補を出さないと市民が怒る」と2人の擁立準備を進め、日本維新の会も候補擁立を目指す。【大東祐紀、古川宗】