江戸時代中期の思想家で甲斐市出身の山県(やまがた)大弐(だいに)(1725〜67年)をしのぶ祭りが22日、同市篠原の山県神社で開かれた。県内で「学問の神様」として知られる大弐。受験生らは「志望校に受かりますように」と必勝を誓った。

 祭りは「大弐学問祭」。神社の関係者らでつくる実行委員会が主催し、31回目。毎年、秋分の日に開催されている。時折、雨が強く降る中、学生や親子連れなど約2000人が参加した。

 大弐は篠原村(現・甲斐市篠原)生まれ。27歳の時、江戸に出て医学や兵学を教え始めた。その思想は幕末の志士にも影響を与えたとされる。しかし1767年、幕府への謀反を疑われ処刑された。

 祭りでは、子どもたちを乗せたみこしを大人たちが担ぎ、「エイサ」のかけ声とともに練り歩いた。みこしの上からは紅白の「福餅」が投げられた。

 3姉妹でみこしに乗った甲斐市富竹新田、市立竜王南小6年の若林柚奈(ゆな)さん(12)は「楽しいお祭り。(神社には)『学問の神様』がいるというので頭が良くなりたいです」と笑顔。

 高校受験を控えている同市篠原、市立竜王中3年、長葭(よし)夏海さん(15)は「屋台もたくさんあって楽しいので毎年来ています。御利益がありますように」と話していた。【滝川大貴】