県立淡路三原高校(南あわじ市市円行寺)で22日にあった体育会で、郷土芸能「大久保踊り」が披露された。旧三原高時代から引き継がれており、3年生234人が五尺節と太鼓に合わせて優雅に踊った=写真。

 大久保踊りは、江戸時代天明年間に起こった農民一揆「天明の縄騒動」の犠牲者を弔うために始まったとされる。3年生のクラス代表が夏休みに「大久保踊り保存会」(村上桂至会長)から五尺節と踊りの指導を受け、9月から全員が体育の授業で練習してきた。

 この日、男子はカッターシャツに黒はかま、赤たすき、白はちまき姿。女子は浴衣に赤たすき、赤はちまき姿でグラウンドに勢揃い。仲野莉央さん(17)と広川ほの実さん(18)が歌う五尺節と生徒4人が打ち鳴らす太鼓に合わせ、男子が木刀、女子が小机を手に持って「机踊り」、男子が番傘、女子が鎌を手にして「傘踊り」を優雅に踊り、父母らから盛んな拍手が送られた。

 仲野さんと広川さんは「大勢の人が見物していましたが、今日は音頭と踊りの息が合っていて、練習の時よりもうまく歌うことができました」と笑顔で話していた。【登口修】

〔淡路版〕