人口減少対策を考える講演会「田園回帰の時代〜長続きする地元を創り直す」が22日、山口市名田島の山口南総合センターで開かれた。島根県中山間地域研究センター研究統括監で、同県立大連携大学院教授の藤山浩さんが「人口の1%程度の移住者受け入れを目指せば、人口は安定する」などと訴えた。【祝部幹雄】

 市が主催。市内21地域の地域づくり協議会で活動する市民ら約230人が参加した。

 藤山さんは、山口市の人口がこのままでは2061年に現在の3分の2の約12万人に減少するとの予測や、20歳代の流出が目立つ現状を紹介。その上で(1)出生率を向上させるだけでは減少に歯止めはかからない(2)各世代バランス良く毎年480世帯、1120人(人口の0・6%)ずつ移住すれば人口は19万人前後で安定する−−などの分析を披露した。

 市内全域で考えると、大きな数字に見えるが、藤山さんは「(平成の大合併前の)旧小学校区程度の生活圏ごとに目標を立てれば、実現可能な数字が見えてくる。島根県では山間部で人口安定化を達成した生活圏も出ている」などと話した。

〔山口版〕