動物愛護週間(20〜26日)に合わせ、人と動物が共に暮らす地域づくりを考える「動物愛護のつどい」が22日、県内2会場であった。県や徳島市などが毎年開き、36回目の今年は「ペットの防災」をテーマにした。飼っている動物と一緒に災害を乗り越えるための避難体験などがあり、ペットと一緒の家族連れでにぎわった。

 県動物愛護管理センター(神山町阿野)によると、東日本大震災では、迷子になったり、飼い主が行方不明のため保護された犬や猫が多くいたという。南海トラフ巨大地震に備え、県は、飼い主や動物の電子情報を入れたマイクロチップ(長さ約1センチ)の装着を呼び掛けている。

 センターではこの日、火災などの煙に見立てた白い水蒸気が充満するテント内をペットと一緒に通り抜ける避難体験を実施。体を低くした飼い主と元気に脱出する犬もいれば、怖がってテントに入れない犬もいた。

 はぐれた場合に備え、連絡先や名前を書いて「迷子札」を作るコーナーもあった。愛犬用に作った徳島市上八万町の会社員、木内崇志さん(46)は「ペットと避難する際に役立つものをまとめてくれていたので、とても助かった」と話した。

 また、徳島市渋野町のとくしま動物園では、動物の餌やりや、動物が休む「バックヤード」と呼ばれる区域の見学会があり、親子で動物に触れ合った。【河村諒】