佐世保市の印刷会社「SK−iコーポレーション」社長、中村徳裕(のりひろ)さん(56)が特殊詐欺防止をテーマにしたCD「だまされないで」を製作し、佐世保署と佐世保地区防犯協会に寄贈した。来月10日午後2時から市中心部の島瀬公園である防犯イベントで自身が演奏する他、佐世保署が現金自動受払機(ATM)設置のスーパーに店内放送してもらうなどして浸透を図る。

【峰下喜之】

 中村さんはフリータウン誌「月刊ならでわ!」を発行する傍ら、7人組バンド「ZERO」でエレキギターを担当。高齢者が保険の還付金などを装った特殊詐欺のターゲットになっていると報道で知って、注意喚起ソングの作詞・作曲を思い立った。同署生活安全課から手口のレクチャーを受け、母親(84)とのやり取りを参考に高齢者の過信をいさめるため「ぞうたんのごと(冗談じゃない)ウチはだまされん」といった佐世保弁も使って書き上げた。

♪最近の詐欺は 手がこんでるの まるで劇場さ

♪還付金あります 

名義を貸して 「必ずもうかる」みんなウソ

♪とにかく 誰かに 

聞いてみよう

 贈呈式は佐世保署で7日にあり、中村さんが森田英孝署長と防犯協会の川口睦郎会長にCDを1枚ずつ贈った。視聴した森田署長は「軽快で歌詞が覚えやすい。高齢者に浸透することを願う」と礼を述べた。

 「精いっぱい歌い、被害に遭う人を一人でも減らしたい」と中村さん。来月10日には防犯意識を高める全国地域安全運動(11〜20日)の一環で、一日佐世保署長として島瀬公園のステージに登場。「月刊ならでわ!」を紹介するFMさせぼの番組でも演奏する。

〔長崎版〕