中秋の伝統行事「川内大綱引」が21日夜、薩摩川内市中心部の国道3号で繰り広げられた。「けんか綱」の異名を取るだけに、男衆のぶつかり合いが観客らを沸かせた。

 県の無形民俗文化財に指定され、一説には戦国武将の島津義弘が関ケ原の戦い(1600年)の際、士気を高めるため始めたといわれる。長さ365メートルの大綱を上方、下方に分かれ引き合う。

 今年は、大小路町側で開かれ、合図とともに、相手の体勢を崩す「押し隊」が激突。勇壮な攻防が繰り広げられた。【宝満志郎】