阪神大震災の発生から22年を前に、災害時に民間や県外から届く救援物資を効率よく市町に発送する県の支援物資物流訓練が12日、高松市林町のサンメッセ香川などであった。昨年4月の熊本地震では、現地に届いた救援物資が集積地で滞留する課題も指摘されており、訓練では県職員らが懸命に物資を運んでいた。

 昨年3月の訓練では、物資搬入と市町別の仕分けのみだったが、12日は発送と市側の受け入れの手順も初めて訓練した。

 サンメッセ香川では、県職員28人に民間の運送会社などの担当者ら計約60人が、ペットボトルの飲料水や非常食、ビスケット、ブルーシートといった救援物資を必要とする市町別に仕分け。「高松市」など自治体名の紙が貼られた床に、必要とする物資をいったん集めた後、市町に届けるトラックに積み込んだ。ペットボトルの箱は重さが12キロ以上あるため、手渡しでリレーする県職員が苦しそうになる場面も。高松市向けの物資は、受け入れ地点となる高松国分寺ホール(同市国分寺町新名)で市側に引き渡された。

 県は消防学校などの県施設で約4万人分の飲料水や非常食を備蓄しており、南海トラフ巨大地震などの災害が発生すると、必要な場所に届けられる。大災害時に不足した場合、新たに届く救援物資を仕分け・発送する作業が必要となる。【植松晃一】