甲府市太田町の遊亀公園付属動物園が鳥インフルエンザの影響で受け入れを延期していた「ユキヒョウ」の搬入について、3月末までに実施する方向で調整を進めていることが13日、分かった。同市の樋口雄一市長が同日、市役所で開いた定例記者会見で明らかにした。

 同園では、2019年に開園100周年を迎えるのを前にユキヒョウの導入を決めた。名古屋市の東山動植物園から受け入れることになっていたが、昨年12月、同園で飼育していたコクチョウが高病原性鳥インフルエンザに感染。輸送中にウイルスを運ぶ恐れなどがあることから、搬入を延期した。

 同園の動物園エリアは13日に営業を再開した。これに合わせ、遊亀公園付属動物園でも、ユキヒョウの搬入に向けた本格的な調整を始めているという。

 搬入されるユキヒョウ「ミュウ」は、13歳の雌。全国でも20頭程度しか飼育されていない希少種で、絶滅危惧種にも指定されている。

 同園の名取忠彦園長は、「楽しみに待っている人が大勢いる。まだ気を許せないところがあるが、慎重に進めていきたい」と話す。【田中理知】