軽井沢町であったスキーツアーバス事故から15日で1年となるのを前に、国土交通省長野運輸支局と県警軽井沢署は13日、軽井沢町の軽井沢プリンスホテルスキー場の駐車場などで、貸し切りバスの抜き打ち街頭監査と啓発活動を実施した。松本昭弘・長野運輸支局長は「事故を風化させず、バス会社には安全管理体制の確認を徹底させたい」と話した。

 同支局職員が、スキーなどに訪れた県内の貸し切りバス2台を監査。昨年のバス事故で不備が発覚し、問題となった運行指示書の内容や点呼の有無、体調について重点的に聞き取った。監査の結果、違反はなかったという。監査を受けた男性運転手は「乗客の安全を第一に考えている。事故を受けて自身の体調管理も考えるようになった」と話した。

 また、軽井沢署員らは運転手に安全な運行を求めたり、乗客にシートベルトの着用を促したりするチラシを配布した。井出純彦・軽井沢署長は「バス(運行者)にはすべての乗客の命を預かり、事故を防ぐ責任がある。バス会社は運転手の教育や実技指導を行った上で乗客への安全を守ってもらいたい」と呼びかけた。【安元久美子】