鳥羽市国崎町の漁師や旅館経営者らでつくる町活性化グループ「くざき鰒(あわび)おべん企業組合」が初の6次産業化商品「伊勢志摩の恵み『海の七草』」を開発した。地元産の海藻などを粉末にし、おかゆに入れて食べる健康食品。7日に1000個の販売を始め、ほぼ完売した。

 「海の七草」は、町内に伝わる海の七草がゆ「ナナクサタタキ」をヒントに昨秋、開発した。ワカメ、ヒジキ、アラメなど、全て鳥羽産の7種類の海藻を粉末にし、アワビとナマコの卵を砕いて加えた。4グラム入り1袋500円(税別)で、4膳のおかゆができる。

 七草がゆの7日にインターネットで500個を販売したところ、2日間で完売。現在は鳥羽市の鳥羽マルシェ、イオン鳥羽店、旅館・戸田家で販売している。奥田佐吉代表理事(70)は「独特の磯の香りがし、予想を上回る人気商品になった。増産を考えており、事業を軌道に乗せたい」と張り切っている。

 国崎町の活性化を目的にした「くざき鰒研究会おべん」は2010年に発足し、13年に漁師ら9人が参加する企業組合へと発展した。空き店舗を改修し自前の加工場を整備し、組合員が企画、製造、販売に関わる独自の商品開発に乗り出している。【林一茂】

〔三重版〕