◇ここ一番の集中力

 明るく人なつっこい笑顔が印象的だが、ひとたび畳に上がるとがらりと変わる。果敢に攻める姿勢とキレのある投げ技が持ち味の岡田恵里佳選手(15)=広陵中3年=は、昨年8月に新潟県で開かれた全国中学校柔道大会で女子57キロ級準優勝。同校の女子団体初優勝にも貢献した。中尾太保(もとやす)監督(52)は「ここ一番の集中力がすばらしい。新しい技もどんどん吸収する器用さも併せ持っている」と評価する。

 岡田選手が柔道を始めたのは小学1年の頃。自宅の近所にある道場を見学に行ったことがきっかけだ。小柄な選手が自分より大きい選手を投げる姿を見て、「面白そう」と入門を決めた。幼なじみ3人と道場に通い始めたが、初めて出場した大会では自分だけが1回戦を突破できなかった。

 3人に負けまいと、先輩選手たちを目標に週5日の練習に励み、小学2年の大阪府大会では準優勝を果たすことができた。しかし、翌年は試合になかなか出られず、嫌気がさした。「もういいや」と一時は柔道をやめたが、2週間もたたないうちに再び練習を始めた。「自分の取りえがなくなるのが嫌だった」と苦笑する。

 再開してからは、柔道の面白さや自分にとって欠かせないものになっていることを改めて実感した。さらに熱心に取り組むようになり、小学5年の時には、自身最高位の全国3位に入賞。「強くなりたい」という気持ちは、日に日に増していった。【日向梓】

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 ■人物略歴

 ◇おかだ・えりか

 2001年7月生まれ、大阪府出身。昨年11月、全日本柔道連盟の強化選手として、韓国遠征に参加。身長154センチ、体重57キロ。