怒っても、言い聞かせても効果がないならまだしも、何かを諦めてしまったかのように子どもにNO!を言わないママがいる。「ほめる育児」「叱らない育児」を勘違いしてか、はたまたわが子が可愛すぎるのか…。子どもに何も言えない母親が日本中いたるところでじわじわ増殖中である。それではいったい、どんな困ったママがいるのか…小学生ママによる緊急座談会を開催した。

●ゲームやYoutube…野放しのママ

A子「NO!が言えないと言えば、私のパート先のカフェに来る子連れママ軍団。自分たちのおしゃべりに夢中で椅子の上やテーブルに乗って騒いだりしてもまったく注意しないの。ものすごい頭にくるよ〜。私が怒ってやろうかと毎回思うけど、客だからなかなか言えないし(笑)」

B子「電車のなかやファミレスでもよくいるよね〜。私が怒ると“ほら、おばちゃん怒ってるわよ〜”と言われる始末で、まるでこっちが悪者扱い。ますます怒りたくなるパターンだからね」

C子「普通は怒るよね。私なんて男の子2人のママだから、毎日毎日怒ってばっかりで疲れちゃうよ。あと、子どもの食べ物の好き嫌いをまったく注意しないママって最近多くないですか? “アレも無理でコレも無理なのね”といつまでも子どものご機嫌伺いしてるの。だからそこの娘は、小学校に入っても、野菜をほとんど食べられないのよね。アレルギーとかならまだしも、それはないだろ〜と思っちゃう」

A子「男の子のママでも怒らない人はいるわよ。小学生の同級生の男の子。いくらゲームをやってもYouTubeを見ても、すべて放置。息子が日曜日にたまたまその子の家に遊びに行ったら、『〇〇くんは夕方になってもまだパジャマで、ずっとスマホ見てたよ』と言って帰ってきたの(笑)」

C子「それはないな。うちもYouTubeはよく見るけど、時間はちゃんと決めてる。でもやっぱり、見せ放題で夜遅くまで見ている男の子はいるみたいよ。小学5年生で寝るのが12時近くだったら遅すぎると思うんだけど、なぜか放置だだよね」

A子「NO!と言わずに放置していた方が楽だから、そうなっちゃったんだろうね。もう、それはYouTube依存症だよ。小学5年でYouTubeばかり見てたその子が、この前嫌いな友だちに中指立ててF○○○ってやったからね。これも家で注意してないね」

B子・C子「えーーーーーッ!」


●怒らない理由には驚きの理由も

B子「でもゲームもYouTubeも完全禁止させ過ぎるのもどうかと思うのよね。そういう子に限って、キレやすくてすぐに手が出るのよ。ストレスが溜まってるんじゃないのかと思う」

C子「確かに小学校男子の間では、YouTuber がクラスで話題になってるからね」

A子「話は変わるけど、以前、長女が学校でいじめられていた時期があったのよ。それで担任の先生に言ったから、担任からその子の親に連絡がいって、一応うちにも謝りの電話があったんだけど、それ以降もいじめが続いていて…。母親が怒ってはっきりダメ!と言ってくれてなかったみたいで…」

C子「それはひどいね」

A子「でもその後、いじめていた彼女のママが病気で入院していると聞いたの。その子にもいろいろ理由があって荒れてたのかなって思うと、なんだか少し胸が痛かったわ」

B子「発達障がいだから叱れないというケースもあるからね…」

C子「ただの甘やかしじゃなく、NO!と言えない事情がある場合もあるのね。今回は考えるいい機会になったわ…」

(取材・文/谷亜ヒロコ)