9月22日(木)放送の『SONGS』に、8年ぶりのフルアルバムをリリースする歌手・宇多田ヒカル(33)が出演。休業中の様子や亡くなった母・藤圭子への思いを語った。


‘98年に15歳でデビューし、大ブレイクを果たした宇多田は’10年、「人間活動に専念する」とし突然歌手活動を休止。その後、結婚、出産を経て、今年4月に復帰した。番組で宇多田は活動休止に至った経緯を「本来の自分と、自分の“イメージ”だけがどんどん大きくなってかけ離れてしまって、しまいには、自分でもどんな状況に置かれてるのか、自分のことなのによくわからなくなってしまった」と告白。活動休止中、ほとんど歌うことはなく、語学を習い、図書館に通ったりしていたそうで、「遅くやってきた青春みたいな感じで楽しかったです」と振り返った。

さらに宇多田は、3年前に亡くなった母・藤圭子について聞かれると「あらゆる現象に母が見えてしまってつらい時期もあったけど、私の原点はやっぱり母だった」と素直な気持ちを吐露。今年4月に発表したシングル『花束を君に』は、そんな母への思いが綴られた楽曲であり、「(母への)手紙ですよね。日本の家族って、あんまりお互いに『愛してる』とか言わない。本当は言葉や形でできるかぎり伝えないと、結局後悔するのは自分で…。そういうことをしなきゃいけない、伝えたいという気持ちが急に芽生えた」と語った。

身近な家族だからこそ、日々の感謝や想いをキチンと言葉で伝えることがなによりも大切なのだ――。出産して母になった今、歌手・宇多田ヒカルが一番伝えたいのは、そんなメッセージなのかもしれない。

(文/タカザワ紅緒)