「恐妻家の夫婦はうまくいく」といわれることがよくある。

でも、ちょっと気になるのは、夫が妻を怖いと考えている夫婦関係が、子どもに与える影響だ。

「夫が妻のことを怖いと思っている家庭で育つと、顔色を窺う子どもになる可能性があります」

こう話すのは、夫婦再生カウンセラーの下木修一郎さん。

「夫に認めてもらってないと思っている妻は、どうしても子どもに対してもキツくなりますね。『どうしてみんな私の頑張りがわからないの!?』とヒステリックになることがあります。そして、子どもに対してヒステリックになると、子どもはそれを怖いと感じ、委縮してしまうのです」

優しい夫のことは「あの人なら大丈夫」と思っていても、子どもへの影響を考えると、心配になる女性もいるのではないだろうか。

●怖いと思われがちな妻は、「喜び上手」になること

夫に「怖い」と思われがちな妻が、今すぐ気をつけるべきこと、見直すべきことは?

「まず、夫はあなたを認めているということに気付くことです。もちろん夫に対して暴力的な物言いをするのは良くないことですが、そもそもなぜそんな言い方をしてしまうのかといえば、夫が自分を理解しないということに対しての不安や怒りが根本にあるはずです。ですから、そうした女性にまず一番に知ってほしいのは『夫は妻を認めている』ということなのです」

「全然わかってない!」「何もやってくれないのに!?」と思う女性も多いかもしれない。しかし、「本当に認めているし、頑張ってくれていると多くの夫は思っています」と下木さんはいう。

「妻のことを認めているからこそ、夫は家族のために仕事を頑張っているのです。少ないお小遣いでも不満も言わないのです。これは明らかに、妻を認めている証拠です」

夫は基本的に、妻の喜ぶ顔を見たいと考えているもの。しかし、どうしたら妻が喜ぶかわからないのだと言う。

「妻に対して、『頑張ってるね』『すごいじゃん』『感謝してるよ』といった言葉をかけていいのかがわからないのです。そう思うのだったらもっと手伝ってよ!』とキレられるかもしれないと不安なのです。だから、どうしたら自分がうれしいと感じるかをわかりやすく伝えてあげてください。そして、それをしてもらったら、たとえ100点満点じゃなくても『うれしい!』と伝えてあげましょう」

妻が「うれしい」「ありがとう」を上手に伝えられるようになれば、夫もますます頑張ってくれるもの。すると、妻のイライラも減り、怖くなることもなくなるため、夫婦にとって一石二鳥になりそうだ。
(田幸和歌子+ノオト)