2016年9月26日、岡山県真庭市の道の駅「風の家」が、有毒なクサウラベニタケをハタケシメジとして販売し、このキノコを食べた岡山市の夫婦が、おう吐などの中毒症状を起こしたとニュースになりました。過去にも各地の道の駅で、たびたび毒キノコを食用キノコと間違えて販売し、それを食べた消費者が食中毒を引き起こしています。

プロである販売者でさえも間違えてしまう、毒キノコ。もし間違って口にしてしまったらどうすべきか。また、秋のレジャーで特に気を付けたほうがいいキノコについてまとめました。


キノコ狩りは要注意 もし毒キノコを食べてしまったら?

政府広報オンラインでは、キノコ狩りや山菜狩りなどで、毒のあるキノコや山菜などに気を付けるよう注意喚起をしています。毒キノコや毒のある山菜で、10年間に約2400人が食中毒を起こし、13人が亡くなっているそうです。

さらに、毒キノコは、似たような食用種もあるため、簡単で確実な見分け方はないのだとか。もし間違えて口の中に入れて、強い苦味や舌のしびれなどを感じたら、すぐに吐き出すこと。また、気づかずに食べて、後で体調が悪くなった時は、すぐに近くの医療機関で診察を受けたほうがいいそう。その時に、残っているキノコを持っていくことができると診察しやすいかもしれません。

キノコ狩りをするときの注意点は、確実に食用であるとわかるキノコ以外は食べないこと、これに尽きるそうです。また、似たキノコで毒をもつキノコもあるかもしれないので、図鑑などでキノコの種類をしっかりと確認することが必要。


触るだけで手がただれる…生息範囲が広がっている“カエンタケ”

秋のレジャーで、山へ行く場合に注意してほしいのが「カエンタケ」。1999年10月、新潟県の旅館でロビーに置いてあったカエンタケを、男性客5人が酒に入れて飲んだところ、3人が入院し1人が死亡、残る2人も回復するまでかなりの時間がかかったという事件がありました。

カエンタケは、食べると死んでしまう危険があるほどの猛毒キノコ。触るだけでも、皮膚がただれる可能性があるといわれています。こんな危険なキノコが、今夏は森林公園やキャンプ場でも見つかったようなので、レジャーに行く時は、カエンタケが生えているかもしれないことを想定して、子どもには絶対触らないように教えておくことが大事です。

食用のキノコと確実に判断できないキノコは絶対に「採らない・食べない・売らない・人にあげない」ようにすることと、厚生労働省が注意を呼びかけています。

キノコ狩りはキノコ初心者には難しいのかもしれません。もし行くとしても、キノコの図鑑をもって、キノコの知識を持った人と行くようにしましょう。
(文・山本健太郎/考務店)
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