【宇多田ヒカル/モデルプレス=9月22日】今年4月より音楽活動を再開したアーティストの宇多田ヒカルが22日放送のNHK総合「SONGSスペシャル」(よる10時)に出演。約6年間の活動休止から復帰に至った経緯、そして2013年に亡くなった母・藤圭子さんへの思いを語った。

◆母・藤圭子さんの死を乗り越えるまでの苦悩

コピーライターの糸井重里氏との対談という形で、これまでの活動を赤裸々に語った宇多田。母の死について話題が及ぶと、「(母の死は自分にとって)デカかったですね。あらゆる現象に母が見えてしまった時期があったんです。何か辛い、嫌だなと最初は思っていたんです」と当時の思いを吐露。

それでも、「私の原点はやっぱり母だった。だから私の世界、あらゆるものに彼女が含まれているのは当然だと思った」と現実と向き合うことで、考えも一変。「当然だと思えるようになって、それまで悲しいと思っていたけど、それを感じられるようになったんだから、素晴らしいことじゃないかと思ったんです」と母の死を乗り越えるまでの思いを打ち明けた。

◆活動再開の理由は?「子供がいなかったら仕事を始めようと思わなかった」

私生活では2014年にイタリア人の男性と再婚し、2015年に長男をもうけた。それが音楽活動復帰へのきっかけになったそうで、「もし母が亡くなった後に妊娠していなかったら、もし子供がいなかったら、たぶんアルバムを作ったり、仕事を始めようと思わなかった」と転機を語った。

そして、「自分が親になって子どもを見ていると(自分が覚えていない子供の頃の)自分の空白の2〜3年が見えてくる。こんなことを親にしてもらったんだっていう、親に対する感謝、自分がどこにいるのか見えた瞬間、ずっと苦しんでいた理由とか、闇でわからないという苦しみ、なんでこうなんだっていう苦しみがふわっとなくなった気がして、いろんなものが腑に落ちた」と心境の変化を告白した。(modelpress編集部)