【西内まりや/モデルプレス=9月26日】西内まりや(22)が6thシングル『BELIEVE』を9月21日にリリースした。今作は西内が作詞を手がけた、切なくも力強い歌声が冴えわたるミドルチューン。“自分の色(イメージ)”を探す中で見つけたもの、がむしゃらに突っ走ってきたところで気づいた“成長するために必要な努力”…歌手デビューから約2年、モデルプレスは彼女の今に迫った。

◆約2年の音楽活動で磨かれた感性

― 今作は西内さんにとって初めての映画主演作『CUTIE HONEY−TEARS−』(10月1日公開)の主題歌。いつ作詞を行いましたか?

西内:映画の撮影が終わってから、年明けに行いました。映画と向き終わった後だったので、方向性もすぐに固まり、迷わずに歌詞を書いていくことができました。ですが、最初はプロデューサーさんや監督さんから「すごく良い曲だけど、もう一つ力強いメッセージがほしい」「受動的な言葉じゃなくて、能動的な言葉がほしい」というアドバイスをいただき、書き直してできたのがDメロ。ここができたことによって、さらに希望が溢れる、勢いのある作品になったと思います。皆さんのおかげで完成した曲です。

― これは映画の主人公・如月瞳の気持ちを歌っている?

西内:そうですね。今回エンディングで流れるので、映画を観た人たちはそのままこの歌詞を捉えてもらえたらという想いと、あとは私自身が皆さんに伝えたい想いをリンクしながら書きました。私が歌詞を書く時は、今までの日記を読み返して、その曲にはまるものを抜き出します。なので今回はそこに私が映画を通して感じた言葉をプラスして、自分の想いと映画の世界観をリンクさせました。

― この曲を制作する中で、一番苦労したことを教えてください。

西内:レコーディングからの音作り、アレンジ、ミックス。ミックスしていただいたものに対して「もう少しこういう抜けがほしい」などバランスを考えながらすることに苦労しました。

― これまでの音楽活動で活きていることはありますか?

西内:ミュージックビデオ、ジャケット写真、音作り、すべてにおいて今までの経験があって気づくこともあります。作詞の部分では『ありがとうForever…』のような、シンプルでストレートに伝わる曲を好きと言ってくださる方もいますし、『Save me』のような雰囲気が英語とマッチするような世界観を好まれる方もいます。今回で言えば、最初は切ないだけで覆っていたものに、音数を増やして壮大な世界観に作り直してもらいました。例えば最後の「♪I BELIEVE…in my heart♪」の伸ばすところは、もう少し伸ばして強い意志を歌いたいから、ということで地声にさせてもらったり。そういうのは直感で出てくるようになりました。好みもあると思いますが、私の声は割とストレートなので、ハイとローが強いと声が刺さる。声の質も「もう少し尖る感じで」とか「コンポをかけすぎないで、でも艶がほしいです」など、こだわり抜きました。

◆固定された西内まりやのイメージを作らないように…

― 前作の『Chu Chu』からまたガラッと印象の違う曲。“歌手・西内まりや”は一つ決まったイメージを提示していないところに魅力を感じます。

西内:嬉しいです!私自身、演技をやってきたり、いろんな洋服を着てきているからこそ、次はまた違うことをやりたくなってしまう。ずっと自分の色を見つけようとしてきましたが、これが自分の色だって気づいたんです。いろんな自分になるのが自分。一時期、自分はどんな色なんだ、自分はどんなイメージを持ってもらえばいいのか、ということに悩みましたが、そうではなくて、例えばライブをすれば毎回違うセットでやりますし、毎回違う衣装、何より毎回自分の感情は違うので、それによって曲の聴こえ方は変わる。でもそれは嘘じゃない。すべてが私、西内まりやから発信していることなので、固定された西内まりやのイメージを作らないように、常に変わり続けていきたいと思うようになりました。

― 何事も手を抜かずに全力で取り組む西内さん。ストイックな一面に尊敬の念を抱くファンも多いですが、今、努力していることはなんですか?

西内:人生楽しむことを努力しています。今までは技術を磨くことばかり頑張ってきました。少しでも時間が空いたらスタジオに行くとか、マイクを持たなきゃとか。でもそれだけじゃないって思ったんです。自分が友だちと話して笑ったり、家族と話して温かい気持ちになったり、納得がいかないことがあって怒ったり、そういったすべてのことが作品に繋がっていくと気づきました。去年は正直、そういう自分の時間はなく、やらなくてはいけないことをこなす感じでしたが、今年は自然と溢れ出るいろんな感情を大切にしています。これが作品に繋がっていけばいいと思っています。

◆ファンと繋がりたい、ファンを楽しませたい、そして喜んでもらいたい

― 西内さんの代名詞でもあった『Seventeen』専属モデルを卒業して約一年が経過しようとしていますが、ご自身の中で何か変わったことはありますか?

西内:あります。10代の頃は、自分の弱みを見せたくなかったです。「まりやちゃんが憧れ!」「どうしたら、まりやちゃんみたいになれますか?」と言われれば言われるほど、自分を偽って、やっぱり完璧でいなくてはいけないと思って。いろんな美容法とか、綺麗になれる方法を試して「よかったよ!」と伝えることが仕事だと思っていました。

でも20代になってからはそれが変わって、元気を与えたり、笑顔でいることだけが自分のやることではないのかなと。それは特に歌のお仕事を始めてから。元気でパワーがある歌だけではなくて、悲しみを歌うことで孤独に寄り添っていくような感覚。いつからかそういった「別に頑張りすぎなくてもいいんじゃない?」とか「キラキラだけじゃなくてもよくない?」という接し方を求めてくれる人もいるのかなと思うようになりました。

― 現在、Twitter(ツイッター)とInstagram(インスタグラム)とブログ、ファンと繋がるツールを3つ持っていますが、どのように使い分けていますか?

西内:Twitterはいち早く情報を伝える場所。フォロワー数も一番多いので(※9月22日時点で約121万人)一番更新頻度も多いです。伝えたいこともすぐ伝わって反応もすぐ返ってくる。Instagramはどちらかというと、自分の好きなファッションだったり、世界観を推して、言葉で伝えるよりも写真で伝えるように意識しています。ブログはたまにしか書けていないですが「最近こういう状況だよ」「こういう気持ちでやっているよ」というのを書いたり、心が動いた時に綴ったりして、なるべくナチュラルな自分でいるように心がけています。前まではYouTubeにヘアメイク動画をアップしたりしていましたが、最近では減っていて、でもまた始めたいなと思っていて。皆さんとの距離がグッと近くなりますし、テレビや雑誌では出せない自分の素顔とか、本当の私を見てもらえたらいいなと思っています。

― 動画でファンとつながるのは西内さんにとって原点でもあるように感じます。

西内:それが唯一、ファンの方々とのコミュニケーションツールでした。その時はまだYouTubeもそんなに浸透していない時で、まさか5、6年後の今も残っていると思って上げていないので、私はいまだにあれが残っていることが恥ずかしかったりもしますが…(笑)。でもそれが今も再生されているということは、皆さんが求めてくれているということかなと。動画を見る人が昔よりも増えているのは時代の流れでもあると思うので、またちょっと動画で何か発信できないかとか、いろいろ企んでいます。

― 楽しみにしています!お芝居と歌、歌手デビュー後、これまではどちらもバランス良くファンを楽しませていますが、今、そしてこれからの素直なビジョンをお聞かせください。

西内:作品は脚本家さんがいて監督さんがいて共演者の方がいてできるもの、歌のお仕事ももちろんスタッフさんがいて一人ではないですが、“西内まりや”で表に出るものなので、そこはどんどん濃くしていきたいと思っています。私は今、とにかくライブをやりたい!タイミングや場所など、いろんな条件がはまらずにできていないので、近いうちに絶対に実現させたいです。今は逆に準備する時間ができたと思って、クオリティを高めるために何ができるのか、一生懸命考えています。可能な限り、たくさんの方を驚かせて楽しませて、心に寄り添って…。楽器と自分の声で伝えることはもちろん、見て楽しめる派手なステージ、トークやコントで笑ってももらいたい。コントは友だちの芸人さんにサプライズ登場してもらって…やりたいことはたくさんイメージしているので、夢は膨らむ一方です!

(modelpress編集部)

■西内まりや(にしうち・まりや)プロフィール

1993年生まれ。福岡県出身。2007年7月より、ローティーン向けファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルとしてモデルデビュー。2015年10月、5年半にわたって専属モデルを務めた『Seventeen』を卒業した。2015年7月クールに放送されたTBS系ドラマ『ホテルコンシェルジュ』では主演を務め、11月21日公開の映画『レインツリーの国』ではヒロイン役として出演するなど女優としても活躍中。さらに2014年8月、シングル『LOVE EVOLUTION』で歌手デビューし、この楽曲で同年の「日本レコード大賞 最優秀新人賞」「日本有線大賞 新人賞」を受賞している。初主演映画『CUTIE HONEY ‐TEARS‐』の公開を10月1日に控える。