【松下奈緒/モデルプレス=10月10日】女優の松下奈緒が、10月22日放送の土曜プレミアム『特命指揮官 郷間彩香』(フジテレビ系/午後9時〜11時10分)で主演を務めることがわかった。切れ者警部補でありながら、普段は女子力も高い普通のOLのような一面も持ち合わせるという、まったく新しいタイプのヒロインを演じる。

◆松下奈緒の「クールさ」「親しみやすさ」を共存

今作は、梶永正史作「警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官」(宝島社文庫)が原作で、第12回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞するなど熱烈なファンを持つ。これまでも刑事部凶行犯捜査課のクールな警部補、法医学研究室の准教授、探偵、公認会計士、財務省のキャリアなど“できる女”を数多く演じ、知的な役を演じさせたら右に出る者がいないと言われている松下。かと思えば漫画家の夫を支える妻、あるときは男っ気の全くない小学校教師など親しみやすい役も演じ幅広い層に絶大な人気を誇る。

松下が今回演じるのは、捜査二課知能犯第二係主任 警部補・郷間彩香。若くして知能犯担当の主任を務め、二課へ来て以来2年しか経っていないにも関わらず、企業の横領や贈収賄の摘発数でずば抜けた成績を誇る切れ者。だが一見、女子力の高いOLにしか見えないという、まさに松下の魅力2大柱とも言える、クールさと親しみやすさが共存した役どころとなっている。

◆5年ぶり刑事役「中身の濃い作品に」

松下はオファーを受けた時の心境について「監督より、普通のOLさんみたいな雰囲気を持ったそんな彩香が捜査一課で何も分からないまま特命指令を受け、捜査するというギャップを楽しんでもらえたらというお話を伺いました。そういったところが新鮮で、知能犯を担当しながら、なおかつ髪を巻いていたり爪もネイルをぬっていたり、という女子力が高い部分もおもしろいところで、同時に自分自身が忘れていた部分だと思いました」とコメント。

松下の刑事役は2011年1月期放送のドラマ「CONTROL〜犯罪心理捜査〜」以来5年ぶりだが、松下自身「こんなに格好よくて映画的で、キャストの方ももちろんですが、クレーンを使った撮影や、ロケ地もこだわっていて。中身の濃い作品になっています」とダイナミックな展開とそれに見合う映像に自ら太鼓判を押した。

◆鈴木亮平、稲垣吾郎ら豪華共演

また、郷間彩香の前に突如現れた警視正でキャリアの男・吉田透を演じるのは鈴木亮平。鈴木について松下は「キャリアの役とノンキャリア女性というまったく別の道を歩んできた2人が、この人は信じられるのか?とお互いバディーじゃないけれどお話が進んで行くうちになんとなく心を許せる相手になっていったら」と語り、「鈴木さんには人生で初“壁ドン”をやっていただきました。事件の合間でのことですが」ともコメント。そんなシーンにも注目だ。

一方の鈴木は吉田を演じるにあたり「(吉田の正体を)どれくらいお客さんに見せるか隠すか、どれくらい周りの人に見せるか隠すか、彩香に見せるか隠すか、というところが難しく、監督と逐一相談しながら演じました。そこが難しさでもあるし面白さでもあります」と語った。実際に警察のキャリアの方に会って話を聞いたようで「キャリアのすごくできる人、というのは冷たい人間をイメージしがちだけれど、実際は礼儀正しく印象のいい人だそうです。人を見て油断させることができる人なんですね」とそんな研究成果がドラマに反映されることも楽しみにしたい。

そして街中の銀行に人質をとって立てこもり、交渉役としてなぜか彩香を名指しで指名してきた男、國井哲也役を演じるのは稲垣吾郎。松下と稲垣は初共演となるが、「稲垣さんとは一度ご一緒したいと思っていましたので警官と犯人という形ですが夢がかないました」と松下。稲垣自身は役について「この役は謎が多いので、前半はそこを強調させ、怖い役なのでその存在感をうまく出したいと思います。今までとは違うものにしたいと思います。犯罪に至るまで生きてきた人生がありそこにはかなり重いものがあって、その辺りの怒りといったものを演じられたらと思います」と今までにない役にすることを約束。と同時に松下については「郷間彩香というニューヒロインが生まれたなという感じがあります。格好いいですよね」と語った。

松下は「(稲垣と共演した)初日はあまりよく覚えていません。とにかくすごく緊張していて!息が上がってくらくらしちゃいました。その緊張感を稲垣さんもきっと感じていたと思います。忘れられない一日になりました」と振り返り、稲垣からはこんなエピソードも。「僕もピアノが好きなので手を見ちゃいました。ピアニストの手なんだって」と松下の手を見つめていたようだが当の松下は「気付いてなかったです。私、それどころじゃなかったんだと思います」と笑っていた。

このほか高嶋政伸、大友康平、真剣佑、神田正輝、内田裕也、竹中直人ら豪華キャストが出演する。(modelpress編集部)

■あらすじ
警視庁捜査二課知能犯第二係の敏腕警部補、郷間彩香が挑む難事件とは。ある日、新世界ファイナンスに人質を取った立てこもり事件が起きる。しかも名も名乗らない電話が警視庁110番に入る。その声は、今後の交渉および現場指揮は捜査二課、郷間彩香に執らせるようにという指示が入る。いったい犯人の要求とは? 現場に向かう郷間。そこで待っていたのは國井と名乗る男(稲垣吾郎)だったことがわかる。彼は何者なのか。次第に、國井は政財界をも根底から揺るがす大事件の真相を探っていた刑事だった。がその捜査のために家族も犠牲にしてしまったという悲しい過去があった。人質を解放の条件として國井が出した要求とは、驚いたことに、政界のドンと言われる与党、救民党元代表、伊藤重太郎との直接会談だった。

■編成企画・村瀬健(フジテレビ)コメント
この秋一番のエンターテインメント・ミステリードラマをお届けいたします。第12回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた原作小説のスピーディーかつスリリングな展開、予想を裏切るまさかのどんでん返しを、破格のスケールで映像化しました。主人公・郷間彩香や警察庁のエリート吉田透、ミステリアスな立てこもり犯・國井哲也など、一筋縄ではいかない魅力的な登場人物たちが画面狭しと暴れまわる姿は、エンターテインメントミステリーならではの醍醐味にあふれていると思います。

松下奈緒さん&鈴木亮平さん&稲垣吾郎さんという豪華かつ新鮮なスリーショットに加え、高嶋政伸さん、大友康平さん、真剣佑さん、神田正輝さん、竹中直人さん、さらには内田裕也さんに至るまで、大作映画でもなかなかそろわないような豪華な皆さんに出演いただくことで、極上のエンターテインメント作品に仕上がったと思っています。アクションシーンも満載です。誰が敵で誰が味方なのか最後まで予測がつかない展開を、手に汗握りながらじっくり楽しんでいただければと思います。