【前田敦子/モデルプレス=10月14日】女優の前田敦子が14日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた「超入門!落語THE MOVIE」(NHK総合にて10月19日より毎週水曜よる10:50〜11:15)の取材会に、濱田岳、鈴木福、林家たい平とともに出席した。

同番組は、噺家の語りに合わせて再現役者の口が動く「リップシンク」に徹底的にこだわり、あたかも落語の登場人物たちが実際に話しているかのような臨場感を演出することで、とかく「長い」「単調」「難しい」と言われがちな落語を、初心者でも面白くわかりやすい新たなエンタメ「見る落語」として制作。

◆前田敦子が語る撮影の難しさ

第1回放送の「お見立て」に花魁役として出演する前田は、撮影するにあたり「毎日、(お見立てを)何十回と聞きながら、お師匠さんの声に合わせて、いろんなところでずっと口パクしながら練習して撮影に挑ませていただきました」と苦労を明かし「今まで体験したことのない撮影だったので、すごく大変でした。でもすごくいい体験をさせていただいたと思います」と充実した表情。

また、落語の面白さをどんなところに感じるか聞かれると「同世代のお友だちでも、落語にハマっている人って熱が本当にすごいんです。ハマりだしたら本当に止まらないんだなと思いましたし、今回の作品だけをとことん聞かせていただいたんですけど、すごくよく分かりましたね」と話し「いろんな想像ができて、声だけでいろんな表現があるんだって。私の仕事的にもですし、普通に楽しみの1つとしても楽しませてもらえるものだなって改めて思いました。詳しい友だちにいろんな落語家さんを紹介してもらおうって思いました」と声を弾ませた。

話芸のプロに合わせて演技をすることで気が付いた落語家のすごさを聞かれると、前田は「落語家さんの声だけで完璧に出来上がっている世界観なので、これをどうしたらいいんだろうという素朴な疑問があったので、足だけ引っ張らないようにしました」と吐露。口パク芝居の難しさについては「(古今亭菊之丞の)声を流していただいて撮影したんですけど、普段のようにマイクもないですし、無音の中で菊之丞さんの声でやらせてもらったので、空間がすごく不思議で、経験したことがない撮影の仕方でした」と明かし「口パクにしてしまうと空っぽになってしまう気がして、自分と菊之丞さんの声の掛け合いをやるというか、セッションさせてもらうという深い撮影でした」と回顧した。

さらに、実際に撮影は口パクで行ったのか聞かれた前田は「(落語の)喋り方のリズムがすごく心地よくて、自然と覚えられたので、小さい声でしゃべっていました(笑)」と告白。たい平から「もう一席できるでしょ」と声をかけられると、「合わせながらだったら一緒に喋れるなって思いました」と笑顔を見せた。

また、前田の花魁役を見たたい平は「僕も『お見立て』という落語をやっているんですけど、前田さんの花魁の表情を見て『そうか、花魁はこういう表情なのか』というのを、改めて落語家の僕が見ても感じるものがあって、すごく楽しかったです」と感心していた。(modelpress編集部)