【Flower/モデルプレス=1月14日】Flowerメンバーの鷲尾伶菜、佐藤晴美、坂東希が、モデルプレスのインタビューに応じた。メンバーはこのほか藤井萩花、重留真波、中島美央。11日には年明け第1弾シングル「モノクロ/カラフル」をリリースし、16日に2度目の単独ツアー「Flower Theater 2016〜THIS IS Flower〜」のファイナル公演を控える。2016年にリリースした初のベストアルバム「THIS IS Flower THIS IS BEST」をひっさげスタートしたツアー、6人体制となり初のツアー、その舞台裏をたっぷりと語ってもらった。



◆6人体制で初のツアー

― 2016年からスタートしたツアーもいよいよファイナルを残すのみ。振り返ってみて、いかがですか?

鷲尾伶菜:今回のツアーは、Flowerとして新体制になって初めてのツアーだったので、始まる前は、6人でどういうライブをしたらいいのかって不安でした。どういう魅せ方をしたらいいのか常に考えながらやってきたので、すごく濃い記憶ではあるんですけど、一瞬だったなって今は思います。

佐藤晴美:ツアー後半は本当に一瞬でしたね。前半は、お客さんの反応とかも細かいところまで見て、「ここ変えよう」「ここはこうした方がいいんだ」って考えながら修正を重ねてました。後半は、自分達の理想に近づけていけたので、前半戦と後半戦で、流れる時間のスピードが違ったなって感じています。演出に関しては、序盤から中盤までをバラードでまとめて、終盤にアップテンポな曲を入れていたのですが、それだと後半に上がりきらないんだって、やりながら気が付きました。

坂東希:自分たちは“魅せるライブ”というものを目指していたので、当初は「座って見ていただきたい」くらいの気持ちで構成を作っていました。でも、お客さんの反応を見ていたら、盛り上がりに来ている人もいるってことが分かって、こっちが発信するばっかりじゃなくて、ちゃんと受け止めていかないといけないんだって思いました。

― それは初日が終わった段階で感じたことですか?

坂東:そうですね。やっぱりリハーサルをしてても、「本番やってみないと分からないよね」ってところが何箇所かあったんです。そこは、1公演目が終わって「やっぱりここが違かったのかな?」とか「ここ、こうしてよかったね」とか。初日を終えてみて分かったことが、たくさんありました。

◆“6人感”という課題

― 新体制となり初のツアーということですが、もっともこだわった点を教えてください。

坂東:今回は「“6人感”を出すのが課題だね」と言われていたので、それをどうやって出していくかってことを1番意識していました。6人になってもちゃんと魅せきれるというのを考えていかないといけないし、これまでの曲も「どうやったら“6人感”が出せるかな?」って作っていきました。だからこそ、1曲1曲をより大切にしていた気がします。

佐藤:逆に1曲1曲に思い入れが強すぎて、収集がつかなくなることも…。「ここはいっぱい盛り込んで、ボリュームをもたせよう」「ここは流れで魅せるようにしよう」って、反応を見ながらバランスを作っていきました。

坂東:色の強い曲が多い分、全部詰め込むと馴染まなかったんですよね。最初は「全部活かせる演出をしたい」って作っていたけど、やればやるほど「ここは違う」って(笑)。

佐藤:そう!詰め込み過ぎたなって感じがありました。

鷲尾:ほかにこだわった点は、1曲目かなと思います。「人魚姫」というアルバム曲から始まるのですが、もしかしたら知らないお客さんもいるかもしれない中、挑戦だったなと感じています。

― そのアイデアは最初から?

鷲尾:メンバーの中では早いタイミングで「『人魚姫』から始まるライブって新しくていいよね」って話が出て、1曲目はすんなり決まりました。今までは、1曲目が1番決まらなかったんです。E-girlsだと最初はガツッとアップテンポでいくことが多いので、Flowerもその方がいいのかな?って考えた瞬間もあったのですが、あえてバラードの「人魚姫」にしました。

◆鷲尾伶菜、ソロボーカルに本音

― 鷲尾さんにとって、ソロボーカルになってから初のツアーかと思いますが、その点についてはいかがですか?

鷲尾:そうですね…正直、一人で全曲を歌いきるのは簡単な事ではありませんでした(苦笑)。でも、ソロアーティストの方にとっては、それが普通のことだと思うと、改めて皆さんすごいなって尊敬しましたし、自分の新たな課題も1人で歌うことによって見つけることができたので、大変だった半面、成長もできたなって思います。

― 今回、歌唱面でパフォーマーの方とお話することはありましたか?

鷲尾:歌に関しては、全部自分の中で自問自答してました。

佐藤:直接聞くことはないですけど、伶菜さんの歌が「あ、前回と違うな」って感じたら、ちょっと踊り方も変えてみたりとかはありました。話し合わないけど、伶菜さんの歌が届くように体で表現しなきゃって、歌に合わせて自然と動いちゃうんです。

坂東:分かる!舞台上で生まれますよね。伶菜さんの歌がなかったら私たちは成立しないし、歌を聴くと「もっともっと伝えたい」ってなります。

鷲尾:ありがたいです。「今日、ちょっと変えました?」って話とかはたまにしてくれて、それを言われる度に「責任重大だ」と思ってました。私も、緊張で頭が真っ白になったときは、目の前にいるパフォーマーのダンスを観て、心を落ち着かせています。

佐藤:お客さんを直視って難しいですよね。

鷲尾:緊張したらメンバーの顔を見るってあるあるだよね。晴美は立ち位置的によく見ちゃう(笑)。

◆スランプの2016年上半期

― パフォーマンス中の些細な変化を感じながら、自分も変化を。

佐藤:今回、特に「ちゃんと歌を聴いて踊ってるんだ」って思いました。ツアーを経て、よりテレパシーを感じるようになったというか。

鷲尾:確かに、(2015年開催のツアー)「花時計」のときにはなかった感覚。「花時計」は一人ひとりが必死で、個人で戦ってるような感じだったよね。

佐藤:だから、今回は“6人感”を追求して考えて向き合って…

坂東:最初は頭痛かったですよね(笑)。

鷲尾:1年かけて、“6人感”に向き合った。上半期はスランプだったもん。

― スランプ?

鷲尾:気持ちはあるのに、何をしても“6人感”が出なくて。ボーカルが1人になれば、それだけで新鮮なイメージがつくけど、それは“6人感”とは繋がらない。新しいイメージと“6人感”をどう繋ぎ合わせていくのかっていうのが、難しかったです。

― それが下半期になり固まってきたという感覚ですか?

鷲尾:まさにこのツアーで固まって来たかと思います。今、やっと「少しずつ形になってきたね」って言ってただけるようになりました。

― ツアーがあり、“6人感”への手応えを感じた下半期に。

鷲尾:本当に、怒涛のような日々でした。

佐藤:ツアーも、始まる前は「どうなるんだろう?」ってずっと思ってましたよね。

坂東:予測不可能なセットだから、本番は現場で何が起こるか分からないって状態でしたね。とりあえずリハーサルでパフォーマンスは固めておくけど、本番ギリギリまで「初日大丈夫かな?」って。

鷲尾:みんなそういう気持ちで、変更も覚悟してて、でも、お客さんの反応は思ったより手応えがありました。その反応を見たときに、きっと形に正解はなくて、自分たちが精一杯やることが正解になるんだろうなって思えました。

佐藤:見てたスタッフさんは、リハーサル不安だっただろうな…言わなかったけど(笑)。自分たちもスタッフさんも予測不可能の中でのツアー…本当にチャレンジでした。

◆ファイナル公演に向け…

― そうやって創り上げてきたツアーが、ついにファイナルを迎えますね。最後に、意気込みをお願いします。

坂東:ファイナルが無事終了したら、きっと「嬉しい」という気持ちが生まれると思います。でも、ツアーで見えてきた課題もあるし、それはずっと続いていくので、今は目の前のファイナルをやりきりたいです。

佐藤:きっと終わったあとに達成感が生まれるのかな…?このツアーは、ある意味通過点でもあるので、成功して一時の感動があっても、満足はできないだろうし、ここで次の目標を探せたらと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

■Flowerプロフィール

2010年に結成。翌年『Still』でメジャーデビュー。2015年に現在の6人体制となり新しくスタート。2016年9月14日には初のベストアルバム「THIS IS Flower THIS IS BEST」リリース、10月からは2度目の単独LIVE TOUR「Flower Theater 2016〜THIS IS Flower〜」を開催。2017年は、1月11日にシングル「モノクロ/カラフル」をリリースする。E-girlsとしても活躍中。