プロ料理家がこっそり教える、カンタン過ぎてレシピ本に載らなかった究極の節約タイ料理

ダイエット目的でキックボクシングを始めたはずなのに後楽園でプロデビュー。ムエタイ修行がきっかけで、タイに6年在住。

帰国後、自分が食べたいタイ料理を家で作り続け、タイ料理エッセイ本をリトルプレスで2冊発売。最近ではパクチー本の調理も担当しました。

プロ料理家がこっそり教える、カンタン過ぎてレシピ本に載らなかった究極の節約タイ料理

レシピ本を出したり、タイ料理教室やイベントを開催したりしていると、「ダンナさん(タイ人)や、お子さんたちは、毎日おいしい料理が食べられてうらやましいわ〜」なんて言われます。

いえいえ違います! 私も、フツーの忙しい働く主婦ですから!

そんなに手の込んだ料理なんて、毎日作ってられませんっ!! しかも、本を出していたって、印税生活なんかフツーはなりません。

節約の日々なんです。

ってことで、こんな手抜き料理を作っているんだぞ、と、ちょっぴり恥ずかしいですが、我が家の普段着ごはんのレシピをご紹介。

1品目:卵とナンプラーだけで作る「タイの卵揚げ焼き」

タイの屋台や食堂だと、これに豚ひき肉やえびをたたいたものなど入っていますが、今日は、一番シンプルな卵だけのバージョンで。

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▲材料(1人前)

卵 2個 ナンプラー 小さじ1

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卵を割って、ナンプラーを入れてかき混ぜます。いつも卵1個だけど、今日はサービスで2個。

ナンプラー、冷蔵庫にいつ買ったかわからないのが入っている人は要注意。発酵食品なので、古いと匂いがキツくなって、しょっぱくなってしまいます。

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フライパンに油を1cmぐらい熱し、卵液をじゅっと流し込みます。油はねに気を付けてくださいね。

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火が通ってきたら、裏返します。すごい油を吸っていますが、今日1日のカロリーを、この油で摂取してやるぞ、という気持ちが大事。

最近は、タイでもヘルシー志向が強まって、こういうタイプの揚げ卵焼きも減ってきたような気がします。

キツネ色になったら完成です。油を切って皿に盛り付けましょう。今日は、ご飯の上に乗せてます。これにパクチーを散らせば、さらに本格的!

2品目:ペロリと食べられる「キャベツのナンプラー炒め」

タイの食堂では、キャベツをプラーケムという塩漬け魚と一緒に炒めたりしていますが、おうちごはんはキャベツだけ! で、十分なのです。

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▲材料(1人前)

キャベツ 1/4個 にんにく 2片 ナンプラー 大さじ1

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まずキャベツは芯の部分を包丁で切り落とします。

このキャベツ、すごく巻きがつまってますねー。時期によって、すっかすかのときもあるので、そういう場合は、1/2個使ってもいいでしょう。

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キャベツを手で、おおざっぱにちぎっていきます。そのほうが、ワイルドで、男の料理っぽい気がしませんか。

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ボウルに入れて、ナンプラーをかけて、よく混ぜ合わせます。このまま、浅漬け感覚で食べてもおいしいですよー。

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にんにくを、包丁の腹でつぶします。下の部分を切り落とし、皮ごと包丁でつぶすと、皮がはがしやすくなるのでおすすめです。ほら、にんにくの皮って、きれいにむけなくてイライラするでしょう。ま、そもそも、きれいにむかなくたっていいんですけどね。

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卵を焼いたフライパンに、油をちょっと残して、みじん切りにしたにんにくを炒めます。にんにくのみじん切りも、気合を入れなくて大丈夫。にんにくだ! と箸でつかめるくらいの大きさでいいです。

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キャベツを投入。あとは、お好みの火の通り具合に炒めてください。私は、半生ぐらいが好き。

炒めたら、器に盛りましょう。

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これだけでも十分味がついているので、私や子どもたちは、これだけで食べていますが、辛いのが好きな人は、お好みで、スイートチリソースや、シーラチャーソースなど、卵に添えてもおいしい!

あとは「ナンプラープリック」という、唐辛子を刻んでナンプラーと混ぜた、即席調味料(料理完成写真にある右手前)を添えて、キャベツやご飯にかけてお召し上がりくださいね!

書いた人:下関崇子(しもせきたかこ)

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元プロキックボクサー。在タイ歴6年。タイの屋台料理やジャンクフードなどを日本の食材で再現。本邦初公開レシピ満載の『バンコク思い出ごはん〜食べたいタイ料理88レシピ』『暮らして恋したバンコクごはん〜タイ料理レシピコレクション』はリトルプレスながら初版完売。タイ料理業界のネタ本として認知されつつある。All About毎日のタイ料理ガイド、一般社団法人日本エスニック協会アンバサダー。