料理家・きじまりゅうたさん直伝! 余ったノリで作る佃煮&応用カルパッチョ

炊きたての白いご飯にはこれ、ノリの佃煮。日本人のメシの友として定番の人気を誇っていますね。あれって、家庭で手づくりできるものなんですよ。今日はテレビや雑誌でもおなじみ、料理研究家のきじまりゅうたさんにそのレシピを教えてもらいます。

教える人:きじまりゅうた

料理家・きじまりゅうたさん直伝! 余ったノリで作る佃煮&応用カルパッチョ

東京都出身。祖母、母と三代続く料理研究の家に生まれる。年の暮れならおせち作り、梅の実がなれば梅干しづくり……といった日本の四季の家庭調理を肌で感じ ながら育ち、自身も料理研究家の道へ。日常的な食材を用いつつ、独自のワンアレンジが光るレシピが人気を呼んでいる。テレビや雑誌はもとより、各地の料理 イベント等でも活躍中。著書多数。



意外に簡単! お手製ノリの佃煮

【用意するもの】(作りやすい分量)

ノリ:5〜6枚(タテ27㎝×ヨコ22㎝程度の大判サイズ)

水:適量

A

醤油:大さじ4

酒:大さじ2

みりん、ハチミツ:各 大さじ1

砂糖:大さじ2分の1

酢:小さじ1

唐辛子:2本

①ノリは細かくちぎってボウルに入れ、かぶるくらいの水を加えて10分おく。

料理家・きじまりゅうたさん直伝! 余ったノリで作る佃煮&応用カルパッチョ

ゆでてみると、ノリってけっこう溶けないものなんです。2㎝大ぐらいにちぎっておいたほうがあとがスムーズ。(きじまさん)


②ノリをザルにあげて、水気をしっかり切る。Aの調味料をすべてよく合わせておく。

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③鍋にノリと、混ぜ合わせたAをすべて入れて、弱火にかける。ときどきかき混ぜつつ、汁気がなくなるまで15分程度煮詰める。

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④このぐらいの煮詰まり具合で、完成!

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ハチミツがコクととろみのもとになるんです。昔は水あめを使っていましたが、今はなかなか食卓にあるものではないですよね。お好みで醤油や酢の量を増やすともっと大人っぽい味わいになりますよ。加減して楽しんでください。このままでもいいつまみになります。ワサビを添えてどうぞ。(きじまさん)


調味料をそろえれば、あとは煮詰めるだけ! 少し使ってあまっているノリなどでじゅうぶんおいしく作れますよ。さあ、このノリの佃煮を使った簡単おつまみの応用編といきましょう。タコとレンコンをぜひ買ってきてトライしてみてください。

◇焼いて・切って・かけるの3プロセス!

手順はざっくり3工程のみ。

レンコンを焼く タコを切る 盛りつけて佃煮ソースと合わせる

ホントにこれだけ、スーパーで売られている一般的な材料だけでできちゃいます。

いざ、実践!

焼きレンコンとノリのカルパッチョ

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【用意するもの】(3〜4人前)

レンコン:150g

刺身用蒸しダコ:100g

オリーブオイル:大さじ1

サラダ油、細ネギ:適量

<佃煮ソースの材料>

A

ノリの佃煮:大さじ1

水:大さじ1

オリーブオイル:小さじ1

ワサビ:小さじ4分の1〜2分の1

【作り方】

①まず、レンコンの皮をピーラーでむき、7〜8㎜ぐらいの厚さに切ります。細めのものはそのまま輪切り、大きければ半月切りに。切ったら、水にさらしておきます。

②タコを切っていきますよ。包丁を寝かせるような感じでななめにいれて、そぎ切りにしていきましょう。

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③水にさらしておいたレンコンを、ザルなどにあげて水気を切ります。

④フライパンにサラダ油をうすくひき、レンコンを並べて軽く塩をふって、フタをして中火にかけます。

<ポイント!>

油が常温の状態でレンコンを並べてください。フタをして火にかけたら3〜4分ほど待ちましょう。ここではフライパンをゆすったりせず、そのまま置いてくださいね。(きじまさん)


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⑤フタを開けて、レンコンを裏返します。写真のように、軽く焼き色がついていればOK。すべて裏返したら、またフタをして今度は弱火で2〜3分ほど加熱。

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<ポイント!>

レンコンはハスの地下茎ですが、茎の部分によっては太くて短いところ、細くて長いところがあります。この料理には細めのものがおすすめ。太いものはホクホク、細いものはシャキシャキの食感になるんです。タコのやわらかい食感と、レンコンのシャキッとした歯ごたえの取り合わせを楽しんでください。ちなみに、太くて大きなレンコンは煮物がおすすめです。(きじまさん)


⑥さあ、レンコンが焼ければもう仕上げです。Aの材料をすべてよく混ぜ合わせますよ。ワサビの分量はまず少なめにして、味見して量を加減してください。これで佃煮ソースが完成!

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⑦うつわにタコと焼いたレンコンを交互に並べ、佃煮ソースをかけていきます。そしてオリーブオイルを全体的にまわしがけ、小口切りにした細ネギを散らしましょう。

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完成です!

レンコンとタコって妙に相性のいいものなんですよ。僕は酒好きで毎日晩酌をしていますが、ビールや焼酎と相性ピッタリ! 最後にかけるオリーブオイルが全体をきれいにまとめてくれます。最後のオリーブオイルはゴマ油に換えてもおいしい。アジア料理っぽくなります。(きじまさん)


料理家・きじまりゅうたさん直伝! 余ったノリで作る佃煮&応用カルパッチョ

では作りたてのノリカルパッチョで、かんぱーい!!

レンコンやタコを使った料理って、同じようなレシピのリピートになっちゃていませんか? この組みあわせ、ゼヒ体験してみてください。

それでは今日も、よい晩酌を!

書いた人:白央篤司

料理家・きじまりゅうたさん直伝! 余ったノリで作る佃煮&応用カルパッチョ

フードライター。雑誌『栄養と料理』などで連載中。食と健康、郷土料理をメインテーマに執筆をつづける。著書に「にっぽんのおにぎり」「にっぽんのおやつ」(理論社)「ジャパめし。」(集英社)がある。

facebook:atsushi.hakuo ブログ:独酌日記

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