台風16号に伴う非常に激しい雨のため、農業かんがい用の高隈ダム(鹿屋市上高隈)に流入した瞬間的な水量が、洪水時の基準となる流入量の約6倍に達したことが22日分かった。満水まで5センチの水位に迫り、完成以来初めて三つの水門を全開した。ダムからの放水量は毎秒699立方メートルで過去最大の2.7倍だった。高隈ダム管理事務所担当者は「想像を超える水量だった」と話した。 管理事務所によると、過去最大の毎秒825立方メートルの流入水量を記録したのは20日午前2時10分からの10分間。最大の放水量も同時間帯だった。これまでの最大水量は、ダム周辺がゲリラ豪雨に見舞われた2006年7月に記録し、流入が毎秒270立方メートルで、放水が毎秒260立方メートルだった。