台風16号の影響は23日も鹿児島県内のライフラインや交通に残り、鹿屋市と垂水市では計310世帯で断水が続いた。鹿児島湾に漂流している流木は風や潮に流され、佐多岬付近でも確認された。22日夜に流木で再び欠航した鴨池・垂水フェリーは、23日の始発から再開した。 鹿屋市によると、午後5時現在、輝北地区の一部と、上高隈町柏木集落の計82世帯で断水。串良川の増水で水源からの配水管が流失し、市内全域で給水量を7割程度に制限している。垂水市によると、簡易水道を利用している7集落228世帯で断水が続いた。 鹿児島湾の流木は垂水市の垂水港と牛根麓漁港、指宿市山川港の沖合、佐多岬付近など15地点で確認された。県などが回収作業にあたり、国土交通省の清掃船「海煌(かいこう)」(195トン)が新たに加わった。 県内主要道路は10カ所で通行止め。垂水市牛根麓の国道220号で流失した磯脇橋は、応急の護岸工事が終わり、仮設橋に24日着工する。9月中に完成する見込みだ。 倒木などで運転を見合わせていたJR指宿枕崎線の山川−枕崎間は、24日始発から5日ぶりに再開する。 電話の不通は、NTT西日本鹿児島支店の23日午前9時時点のまとめによると、南薩と大隅半島などで1740件。停電は、高圧配電線の復旧が22日中に終わったものの、引き込み線の断線などから一部で残っている。