陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)で1月13日、今年度20歳になる新成人の自衛官を対象にした成人式が同駐屯地内にある航空記念館講堂で行われた。(伊勢志摩経済新聞)

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 同駐屯地で成人を迎えるのは、航空学校整備部の山口貴奨(きしょう)3曹(茨城県)、岩谷慧(けい)士長(神奈川県)、教育支援飛行隊の岡田郷(さと)3曹(北海道)、秋山拓士(たくし)1士(茨城県)、第10飛行隊の相京頼輝(あいきょうらいき)3曹(福岡県)、山下隼人(はやと)士長(三重県)、第5対戦ヘリコプター隊の田畑貴規3曹(大阪府)、加藤拓(たくみ)士長(岐阜県)、基地通信隊の山本希世樹(きせき)士長(大阪府)の9人。この日は相京3曹以外の8人が出席した。

 8人はこの日、早朝から伊勢神宮を参拝。成人式で、航空学校長兼明野駐屯地司令・陸将補の田尻祐介さんは「大人となったことを自覚せよ。目標に向かってチェレンジすることを忘れるな」とエールを送った。岡田3曹は「自衛官として自覚を持ち、技術と技能を磨き、期待に応えられるように精進していきます」と誓った。

 成人式の後8人は、飛行場エプロンに移動し、陸上自衛隊で最も大きく重い輸送用ヘリコプターCH-47J(重量約15トン、胴体長15.54メートル、胴体幅3.78メートル、全高5.68メートル、搭乗人員数最大58人、愛称チヌーク)をロープを使って素手で引っ張る「儀式」を心一つにして達成させた。「儀式」は、陸上自衛隊航空を自分たちが力を合わせて引っ張っていくという決意を持たせるため、その責任の重さを実感させようと昨年から導入、ヘリのボディーには「祝成人 平成29年1月13日」と8人を祝福する文字が飾られていた。

 山口3曹は「ヘリはかなり重かった。力を合わせて引かないと動かない。将来、陸上自衛隊航空を自分たちが引っ張っていく決意が固まった」と感想を漏らした。

 その後、会場を明桜館(体育館)に移し、同駐屯地恒例の弁論大会が行われた。来賓や先輩隊員ら約170人の前で、成人の決意を言葉にした。田畑3曹は「日々、小さな目標を立て、一つひとつ達成し、大きな目標を達成できるように、さらにレベルアップしていきたい」と話した。