岩手県の大船渡市で制作されたゲームアプリ「Divide(ディバイド)」が、話題になっている。(三陸経済新聞)

 同ゲームは縦横3つのマスに数字を入れいくパズルゲーム。隣り合った数字を割り算しながら得点を稼ぐルールで、因数分解もしながら進めるとハイスコアが狙えるというもの。

 開発したのはギークハウス京都東福寺(京都府京都市)の管理人で、個人でゲーム開発を手掛ける渡部健さん。大手ゲーム会社を退職後、大船渡市にあるギークハウス岩手大船渡に短期滞在していた昨年夏の約1カ月半を使い開発し、8月中旬にリリースした。有名ゲームの開発に携わる中、「もっと直接世の中に役に立つゲームはないか」と考え、教育系のゲームとして学生時代から好きだった因数分解をヒントに考案したという。コンセプトは「遊んでいるうちについつい賢くなっちゃうようなゲーム」で、ゲーム開発エンジンのUnityを使いながら、ほとんど経費をかけずに制作したという。

 昨年11月には大船渡市で同ゲームを楽しむイベントを実施した。「大人だけでなく小学生も集まってくれたのでうれしかった。子どもたちの算数能力の向上に役立てれば」と渡部さん。子ども向けの教育用として開発した一方、「70歳を超える自分の父親もハイスコアを出せているので、シニアも楽しめるはず」と幅広い年齢層へ利用を呼び掛ける。

 現在のダウンロード数は2500で、「リリースしてから半年してからブレークした例もあるので、1万ダウンロードを目指したい」と渡部さん。「割り算や因数分解と聞くとアレルギーを起こしてしまうかもしれないが、数学が苦手な人でもハマってくれているようだ」とも。全国のギークハウスに滞在するプログラマーの間で話題になり、互いにハイスコアを競い合っているという。

 iOS版、Android版を用意。App Store、Google Playで無料でダウンロードできる。