このところ「マンホールのふた」にまつわる商品が続々と生まれている。プロ野球とのコラボ商品などもあり、足元にある意外な芸術品に注目が高まっている。

 かつては誰も気にとめなかった“鋳物のふた”だった「マンホールのふた」。しかし全国の自治体が、地域の特徴をモチーフにした「デザインマンホール」や「ご当地マンホール」を手がけるようになって以来、注目度が高まり、今では国内外の多くの人を魅了する存在となった。そして、最近はさまざまな関連商品やグッズが生まれている。

 マンホールふたの総合ウェブサイト「ひらけ!マンホール」は、マンホールのふたを取り扱う企業である日之出水道機器(本社:福岡県福岡市、東京本社:東京都港区)が、2014年にマンホールのふたの情報発信プラットホームとして開設したもの。内容は多岐に渡り、なかには味わうことのできる商品の紹介もある。「ご当地マンホールどら焼き」は、雪華堂(本社:東京都練馬区)と日之出水道機器のコラボレーション商品で、種類は第1弾のさくら味「東京23区バージョン」と、第2弾の抹茶味「富士市バージョン」(静岡県)。価格は各1,134円(税込、5個入1箱)。味とともに、第3弾はと気になる商品だ。

 さらに今年は新たなアイテムが登場。マンホールのふたの写真と、ふたに配されたデザインの由来など説明文で構成された1枚のカード、その名も「マンホールカード」だ。春先より下水道関連施設や観光案内施設で無料配布が始まり、評判も上々。地域は8月末現在で北海道から沖縄まで、全国64の自治体、74種と広がっている。マンホールのふたファンや収集家ならずとも、ちょっと集めてみたくなる同カードを企画したのは、国土交通省や日本下水道協会などでつくる下水道広報プラットホーム(GKP/事務局:東京都千代田区)。

 プロ野球とコラボした商品もある。各種デザイン・ご当地マンホールグッズを取り扱うエイジレス(愛知県春日井市)が今春より販売している2つの低反発クッションは、球団と自治体のコラボレーションで「広島東洋カープ×広島市下水道局(3,000円・税込)」と「横浜DeNAベイスターズ×横浜市(2,800円・税込)」。はからずも両チーム、今シーズンはリーグ優勝やAクラス入りも目前と好成績であったことから、がぜん商品への注目度も高まった。なお広島東洋カープには「ご当地マンホールミニタオル(530円・税込)もある。こちらの販売は、カープオンラインショッピング(運営は広島東洋カープ 商品販売部)。

 行楽の季節、旅先では名所旧跡に加えて街なかでも足を止め、しばし視線を下へ向けてみよう。今秋はデザイン・ご当地マンホールの鑑賞を楽しんでみるのもよさそうだ。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]