動画配信サービスNetflixが2013年に初めて製作したオリジナルドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」。映画界の鬼才デヴィッド・フィンチャーが製作総指揮、オスカー俳優ケヴィン・スペイシーが主演でタッグを組み、エミー賞3部門受賞するなど話題にこと欠かない本作だが、なぜここまでハマる人が続出するのか…?

欲望や陰謀渦巻く政界を舞台に、主人公の政治家・フランクが緻密な戦略と、時には手段を選ばない残虐さを武器に、アメリカ大統領へと成り上がる姿を描いた本作。あのオバマ大統領も自身のツイッターで「必ず見る」と公言するなど、実際の政治家からも多大な支持を受けている。

9月29日、スペースFS汐留で行われた本作の試写会イベントには、現役衆議院議員の若狭勝と福田峰之が登場。多くの政治家同様、本作にハマっているという2人が、このイベントで政治家ならではの視点で本作の魅力を語った。

インターネットメディア利活用推進議員連盟事務局長を務める福田は、加入者からの課金によって製作費が捻出されるNetflixについて、「スポンサーからの圧力がないからタブーを描くことができ、より奥深い作品になっているところが魅力。僕もここ最近、スマホを手放せないくらいハマっているんですけど、ライフスタイルに合わせて見れることも魅力で、これからさらに伸びるコンテンツだと思います」とNetflixが製作したことの利点を分析した。

一方、若狭は主人公のフランクが心の中を視聴者だけに吐露する演出について、「この後どういうことをフランクは言おうとしてるのか考えながら見るとおもしろいです。僕は心が100%見抜かれてしまったら、表には出られないと思うんですけど、実際、政治家って、本心を語ることって少ないと思うので、心の内をすべて訴える本作は斬新だと思いました」と語った。

アメリカでは大統領選が控えるなど、まさに「ハウス・オブ・カード」を見るのにうってつけの時期。来る大統領選に関して福田は「自民党でも実際どっちの候補が大統領になったら、どういうことが起こりうるだろうという比較表を作っているんですけど、日本にとってどちらが選ばれたら良いかは、はっきり言って予想がつかないです。でも『予想がつかない』というところで考えると、(ドナルド・)トランプ氏の方が予想できないことが起こりそうです」と考えを明かした。

Netflixでは「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のシーズン1〜4までを一挙配信中。また、現在はフジテレビでもシーズン1を一挙放送中だ。大統領選挙を前にイッキ見したら、より政治が楽しめるかも?【取材・文/トライワークス】