上野樹里主演の映画『お父さんと伊藤さん』の初日舞台挨拶が10月8日に新宿バルト9で開催され、上野、リリー・フランキー、藤竜也、タナダユキ監督が登壇した。上野は「インタビューを受けていて、女性ライターさんと一緒に泣きました」と取材中に感涙したエピソードを語った。

リリーが「え!よほど情緒不安定なことが?」と聞くと、上野は笑顔で否定した。「『一番好きなシーンはどこですか?』と聞いて、『私はここです』と言い合っていて、気づいたら2人で泣いてて。説明しながら感極まっちゃうケースが何回かあって、自分自身もびっくりしました」。

リリーは驚き「僕なんて『SCOOP!』(公開中)の取材の時はずっと半笑いでした」と言って笑いを取る。藤は「わかりますよ。僕も良い映画にたまに出るんで。僕も1回くらい(泣いたことが)あったかな」と優しく上野に同意した。

上野は本作について「家族の日常を描いただけの映画なんですが、こういう良い作品をタナダさんと組めて、素晴らしいキャストのみなさんと自分のペースで作らせていただいて、有意義な時間でした」としみじみ語った。

『お父さんと伊藤さん』は、父親と娘、その同棲相手との3人による同居生活を描くヒューマンドラマ。上野樹里とリリー・フランキーが年の離れたカップルを、そこに転がり込んでくる父親を藤竜也が演じる。【取材・文/山崎伸子】