ことし秋に駅西エリアに移転予定の日本銀行金沢支店。金沢市中心部に残る跡地の利活用策を検討する初会合が8日、開かれました。

記者
「日本銀行金沢支店跡地をめぐる初会合、街のにぎわいを創出する利活用の方法はみつかるのでしょうか」

金沢市香林坊2丁目から駅西の広岡3丁目への移転が決まっている日銀金沢支店。移転後の跡地の利活用について話し合う初会合には、金沢市の村山市長をはじめ、県の徳田副知事、県内外の学識者や経済界の代表らが出席しました。

跡地に求められる機能について、委員からは「広い屋内空間を生かし、現在の金沢を見せる場にすべき」といった意見や、「バスなど交通の乗り換え拠点にしてほしい」といった意見があがりました。

検討懇話会 水野一郎座長
「クローズなあのポイントがオープンに動き出して、堅い印象から金沢的印象へ街は変わる」

7月に市民へのアンケートを行ったうえで、10月に2回目の会合が開かれます。金沢市では全国の先行事例を踏まえ、今後3年をめどに跡地の売却先が決まるとみていて、会合では来年1月までに一定の方向性を固める方針です。