怖いと分かっていても、ついつい読みたくなるホラー小説。今回は、ほんとうに恐ろしいホラー小説をまとめてみました。ドキドキしながらページを進めてみてください。

ねっとり絡みつく恐怖体験 「アミダサマ」

廃棄処理場の冷蔵庫の中から発見された、物言わぬ奇妙な少女ミハル。
その少女が寺に身をよせるようになると、町では事件が多発し、飼い猫が死に、母が亡くなる。そこで、ミハルはアミダサマに祈るのです。そして、その夜から恐怖と感動の物語がはじまります。
人間の内側からねっとり攻めていくような本作は、あきさせることなく最後まで一気に読みすすめることができます。特に中盤の恐怖描写にも注目です。

魅力のある悪女に注目! 「深く深く、砂に埋めて」

とても美しい容姿で世間を魅了した女優の野崎。そんな彼女に惹かれたサラリーマンが殺人容疑で逮捕されるところから物語がスタートします。
そこから語られるのは、いかに野崎が奔放な生き方をしていたのかということ。野崎の生き方はホラーそのもの。しかし、野崎は悪女でありながらも魅力的、読者によっては聖女に見える人もいるかもしれません。自分のためにしか生きられない人間が多く登場する本作。彼らの心の闇に触れてみてください。

読んだ瞬間にやってくる恐怖 「怪しの晩餐」

肉食ホラーというジャンルで売り出されている『怪しの晩餐』。
物語は個人情報売買をおこなう主人公が、自分の情報と殺人事件の被害者が載った名簿を受け取るところからはじまります。それが何を意味するのかわかっていない主人公ですが、次第にある食卓の風景が記憶の隅に浮かんできます。そして、この食卓というのが非常に重要なポイントになってきます。

それぞれ全く違うアプローチで恐怖を感じさせてくれる3作品をチョイスしてみました。グロさあふれるホラーから、人間の闇を描いたホラーまで自分に合ったものを読んでみてはいかがでしょう。