現実離れしたホラー小説でストレス発散をしている人は多いのではないでしょうか? そんなホラー小説好きの方へ、定番からおすすめまで、本当に怖いホラー小説を紹介したいと思います。狂気と戦慄の世界への一歩を踏み出してみてはいかがでしょう。

悪夢のような人生が訪れる 「九月が永遠に続けば」

一人息子の突然の失踪からはじまり、愛人の事故死、元夫の娘の自殺と、佐知子のまわりでは不幸が頻発します。
息子の捜索を続けている佐知子は、その陰には元夫が潜んでいる予感がしてくるのです。そして、その予感は徐々に確信に変わり、悪夢の日々は終わることなく続いていき.....。
『九月が永遠に続けば』は、人間の闇を描いたホラー小説です。派手さはありませんが人間を奥深くまで描く本作。現実と地続きの世界に恐怖を感じる人も多いのではないでしょうか。

語り継がれる恐怖の形 「江戸川乱歩傑作選」

アニメ化された『乱歩奇譚』により、若者にも人気の江戸川乱歩。
そんな彼の小説集が『江戸川乱歩傑作選』です。彼の代表作である『人間椅子』や『芋虫』など、さまざまな傑作を収録。
どれもこれも江戸川乱歩ならではの特殊な嗜好を描いた名作ばかり。はじめての方も、もう何度も読んでいる方も本作で乱歩ワールドをたっぷり堪能してみてください。

誉田哲也ワールドの真骨頂 「あなたが愛した記憶」

拉致した女性を暴行し痛めつけ両手をこそぎ落とす非道な事件が、世間で騒がれている中、主人公の目の前にはひとりの女子高生があらわれます。その女子高生は主人公に女性暴行事件の犯人を知っていると言い.....。
あらすじからもわかる通り、非常にグロ描写が多い作品ですが、それだけでなくサスペンス要素もたっぷり入っています。特にラストへ向けてのスピードある展開は読む者を虜にします。誉田哲也ワールド全開の本作、ファンの方もそうでない方もぜひ一度目を通してみてはいかがでしょう。

今回、紹介した作品は単なるホラー作品にとどまらず、ミステリー要素だったり、人間の深層心理だったりとホラー+αを楽しめる作品ばかり。気にいった作品があれば、その作家を追って他の作品を読むのもいいかもしれませんね。