今年も残すところ3ヶ月間。毎年あっという間ですよね。年末に向け、仕事も勉強も慌しくなるこれから..... そんな疲れの溜まるときに、元気の出る小説を読んで、英気を養ってみてはいかがでしょう。

笑い続ける大切さ 「笑う招き猫」

お笑い芸人として活動するアラサー女子のアカコとヒトミ。全くブレイクの兆しも見えない2人はいつまでも貧乏状態ですが、笑うことだけは忘れずどんな辛い時も笑顔で乗り越えます。
笑う門には福来るということを改めて感じさせてくれ本作は、まさに笑いが詰め込まれた一冊。解説としてラーメンズの片桐仁が寄稿しているのもお笑い好きには見逃せないポイントです。

遊びが一番の治療 「イン・ザ・プール」

精神科医の伊良部が、水泳中毒や、携帯中毒、果ては勃起が治らない患者まで、さまざまな患者を治療してゆく医療ストーリー。
一見医療モノのように見える本作ですが、風変りな精神科医である伊良部は、治療よりも患者と遊ぶことばかり考えています。しかし、そんなでたらめ精神科医だからこそ、患者も心を開き治療も良い方向へ進むのです。
表向きは、難しく考えるよりも、ぱーっと遊んで気分よくなっちゃおう! という内容の小説ですが、その裏にある伊良部の言葉は、とても重みがあり考えさせられるものばかり。それが偶然なのか、はたまた演技なのか。先の読めない伊良部の狂乱に注目です。

幸せは考え方次第 「幸せになる百通りの方法」

自己啓発本のようなタイトルですが、中身は小説。
短編集である本作には、何をやっても空回りばかりのサラリーマンや、お見合いパーティーで自分を棚に上げ人の観察ばかりしてしまう30代女性など、周りから見ると滑稽だけど、頑張っている人たちが登場し「幸せになるためにはどうしたらいいのか?」という問いについて試行錯誤していきます。
幸せは常に身近にあるのに気づいていないだけと思わせる本作。読書前と後では周りの見え方が変わってくるのではないしょうか。

年末に読んでおきたい元気になれる小説3冊はいかがだったでしょう。年末はついつい家でテレビを見ながらダラダラ過ごしてしまうという人も、一冊でもいいので手にとってみてはいかがでしょう。