コミュニケーションとマネジメントの基本は早い段階で学んだほうが良いと考えている20代のビジネスパーソンは多いだろう。そんな悩める20代に向けて、身につけておくべき事をまとめたビジネス書3冊を紹介する。

新社会人が知っておきたいコミュニケーション術

佐々木圭一著『伝え方が9割』は70万部を超えるベストセラー作品だ。
ビジネスの中では、同じ伝えるということをしても、相手があなたの思い通りに動いてくれる場合とそうでない場合がある。あの人の言うことは聞くのに、私の言うことは聞かないと不快に思うこともあるだろう。本書では、そのような違いがなぜ起こるのかを丁寧にわかりやすく教えてくれる
伝え方は技術であり、それは誰でも習得できる。本書でその技術をマスターし、言葉の使い方の達人になれば、相手が気持ちよく動いてくれるようになる。このコツを知っていると知らないでは、ビジネスにおいて大きな差が出るにちがいない。

解説の達人が教える「伝える力」の極意

ビジネスで役立つコミュニケ?ション本としてオススメしたいのは、ジャーナリスト池上彰の代表作『伝える力』だ。
池上彰は、かつてNHKで社会部記者、キャスターとして活躍した人物だ。人気番組『週刊こどもニュース』では約10年間お父さん役として出演し、子どもたちに向けてわかりやすいニュース解説をおこなっていた。そんな池上の著書『伝える力』には、コミュニケ?ションの極意が詰まっている。
本書では「話す」「書く」「聞く」という三つの能力の必要性を指摘し、一方的に情報を発信するだけでなく、相手を引き寄せる魅力について解説をしている。相槌を打ったり、アイ・コンタクトをしたりなどの基本的なテクニックはもちろんのこと、「型」(フォーマット)も紹介してくれているので誰でも、簡単にコミュニケ?ション能力を向上させることができる。ぜひ20代のうちに読んでいただきたい一冊だ。

ドラッカーの経営学を具体例で解説

マネジメント学のカリスマであるピーター・ドラッカーは経営に関する本を数多く書いた。これらの本は世界中の経営者たちにとって愛読書となっている。
今回、紹介する岩崎夏海著の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は、ドラッカーの経営哲学を野球部の敏腕マネージャーと野球部員が実践していく物語だ。本のタイトルや表紙からして、ライトノベルっぽさを醸し出し若者にも支持を得た本書だが、その内容は極めて真面目で具体的にドラッカーの名著『マネジメント』を解説してくれている。
今までドラッカーや『マネジメント』とは関係がないと思っていた人も多いかもしれないが、『マネジメント』のエッセンスは生活のいろいろな部分で役立つ。仕事だけでなく、プライベートでも応用できる部分は多い。若手社会人には特オススメの一冊だ。

20代のうちに取引先とのスムーズなやりとりや、経営についての基礎を学ことで、30代、40代における人生に差がでることは間違いない。まだまだ社会人の初心者である、この時期に読んでおいたら得をする3冊まとめてみた。