ライトノベルがどんなものか分からないという人も多いだろう。そんな人たちに向けて、ライトノベルの王道的な存在で、多くのファンに支持を受けている3冊を選んでみた。ぜひ、はじめての一冊として手にとってもらいたい。

ライトノベルの名作中の名作

『六花の勇者』は山形石雄の代表作の1つであり、イラストは宮城(別名:テルイ、照井葉月)が担当している。
1千年前に世界を滅亡の危機に追いやった魔神は、過去2度に渡り封印され、また復活した。魔神から人類を守る役目を持つ者は6人。だが、そこに集まったのは7人。1人は魔神側のスパイか.... 誰もが疑心暗鬼に陥る。ミステリー要素もありつつ、ファンタジーとSFを組み合わせたような構成の本作はまさにライトノベルの中の名作といえよう。
主人公のアルフレッドのキャラクターは、典型的なライトノベルの設定とは少し違いずる賢いが魅力的な存在だ。アニメ化されて人気の本作は、一気読み間違いなしのおもしろさだ。

少年の成長を描く王道ファンタジーの傑作

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は第4回GA文庫大賞と第3回ラノベ好き書店員大賞第1位を受賞している大ブレイク中のライトノベルだ。大森藤ノのデビュー作で、イラストはパステル調の色彩で人気のヤスダスズヒトが担当している。
主人公のベル・クラネルは人のよい2流冒険者だが、美少女の天才剣士 アイズ・ヴァレンシュタインに出会い、彼女に見合う立派な男になることを決意する。心理描写も丁寧で、テンポよくストーリーが展開している本作は、大切な女性の存在が男を急成長させるという事をあらためて思い知らされる一冊だ。
アドベンチャー物のライトノベルに慣れていない人には、用語の多さなどが気になるかもしれない。先にアニメ版を観てから、原作を読むのもいいだろう。

累計500万部を超えた大人気の学園ラブコメ

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』は渡航作の今もっとも注目をあびているライトノベルだ。
主人公の比企谷も、ヒロインの雪ノ下も、ハイスペックだが人付き合いが苦手な高校生。彼らは教師から強制的に「奉仕部」に入部させられ、困った人をサポートするという特殊な活動をさせられている。アニメ化や漫画化、そしてゲーム化までもされている本作。ライトノベルがはじめての人にもぜひオススメの作品だ。

ライトノベルは比較的新しいカテゴリーだ。サブカルチャーっぽく親しみにくいと感じている人も多い。しかし、そんな人たちにもライトノベルに親しんでもらえる3冊を厳選してみた。