ライトノベルのヒロインは、作品の出来を左右する重要なポイントだ。これから紹介する5冊はヒロインのキャラが光る秀作ばかり。きっとお気に入りのヒロインたちが見つかるはずだ。

アニメ化・実写化もされたライトノベルの金字塔

『半分の月がのぼる空』は橋本紡の人気小説だ。
主人公の高校生 戎崎裕一は冬休みの前に短期入院し、つかの間の休みを得した気分になっている。そして、その相手役となるヒロイン 秋庭里香はわがままな美少女だが、死に至る難病の持ち主だ。
対象的な2人の関係が丁寧に描かれている本作は、オーソドックスなストーリー設定だが、共感できる部分も多いだろう。

異色のヒーローが繰り広げる学園ソードアクション

海空りくが描く『落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>』は2015年10月からアニメ化もされた、注目のライトノベルだ。
魔法学園に通う主人公 黒鉄一輝は、魔法の才能がほとんどない落ちこぼれ。そんな時にヒロインである皇女 ステラから“敗者は一生服従”するという決闘の挑戦を受ける。彼女に勝ってしまった主人公とヒロインのアクションあり、ラブコメありの物語。主人公とツンデレのステラとの関係も見逃せない。

乙女ゲームファンには絶対おすすめの1冊

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・』は著者 山口悟とイラスト ひだかなみが贈る奇想天外な破滅回避のラブコメディだ。
乙女ゲーム的なストーリー展開で、悪役令嬢カタリナ役となった「私」は逆ハーレム状態に陥る。乙女ゲーム好きならハマること間違いなしの1冊に違いない。

ゲームシナリオライター田中ロミオの小説デビュー作

美少女ゲームのシナリオライターでもある田中ロミオの『人類は衰退しました』はファンタジー&SF作品だ。戸部淑のイラストもこの物語を盛り上げてくれる。
衰退した人類は、地球の支配者としての立場を精に返上。ヒロインは妖精との「調停官」である二十歳前の「私」で、名前も設定されていない。
作品にはブラックユーモアやパロディ、オマージュが散りばめられており、ハイセンスなセリフもおもしろい一冊だ。

多くの人を魅了した手に汗握る恋と空戦

著者 犬村小六とイラスト 森沢晴行が描く『とある飛空士への追憶』は口コミで大ブレイクした恋と空戦の物語。アニメ化、続編・スピンオフ編でも話題になった作品だ。
傭兵飛空士シャルルは、ヒロインの次期皇妃ファナの奪還作戦に参加する。非差別階級でありながら、天才パイロットであるヒーローと高貴で絶世の美女のヒロインとの淡く切ない恋が見事に描かれている。

ライトノベルとの中には数々の傑作があり、ドラマ化やアニメ化、漫画化などメディアミックスされているものもたくさんある。どれを読めばいいか迷っているという人は、ぜひヒロインの魅力を指標にしてみてはいかがだろう。きっとハマるに違いないはずだ。