広島カープが25年ぶりにリーグ優勝をとげた! 優勝を祝して、光文社の「カープ新書」4点が50%OFFに!! 対象商品は、前田健太「エースの覚悟」、菊池涼介「二塁手革命」、北別府学「カープ魂〜優勝するために必要なこと〜」、二宮清純「広島カープ 最強のベストナイン」。いずれもカープ愛が詰まった本だ。キャンペーンは9月16日(金)から9月22日(木)まで。

メジャーにも通用する投球術!! 前田健太「エースの覚悟」

メジャーに渡った1年目からローテーションを守り、ドジャースの地区優勝争いにおおいに貢献している前田健太投手が、2013年シーズンを前に書いた本。その投球同様、この1冊からは彼のクレバーさを見てとることができる。前田は、試合中には常に全力で打者に対峙するわけではなく、ときにはここでヒットを打たれたほうがいいと考えることさえあるというのだ。たとえば二死走者なしで俊足打者が次に控えているいるようなケース。俊足打者は二死一塁で当たればそれほど脅威ではないが、先頭打者としてはやっかいな存在になる。だから、その場面ではヒットを打たれても、四球でも問題ないと考えるという。

前田はダルビッシュ有のように試合を支配してしまうような投手ではないかもしれないが、クオリティスタートの達成率が高い投手だ。常に試合全体を俯瞰してとらえ、状況に応じて投球を組み立てるそうしたクレバーさが安定感につながっているのではないだろうか。ところで、この本が書かれた前年の2012年までカープは15年連続Bクラスという暗黒期だった。2012年は最後までCS進出を争ったが最終的に4位に終わっている。万年Bクラスのチームの健闘に「いい経験をした」と答える選手もいたなか、前田はこう言い切る。いい経験はその先にあるはずだと。そうした前田健太の考え方は、2016年のカープの優勝に、少なからず寄与したのではないだろうか。

なぜそんな打球に追いつけるのか!? 菊池涼介「二塁手革命」

菊池の守備力の高さは、2013年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞していることからも明らか。失策の少なさもさることながら、特筆すべきはその守備範囲の広さにある。本書はカープの二塁手菊池涼介が2015年シーズンを前に、定評ある守備の極意や、野球観などについて記したものだ。守備で心がけていることは単純明快。「最後まで追う」これに尽きるという。その姿勢がファインプレーに結実したシーンとして、2014年シーズンのライト・セカンド間のフライのダイビングキャッチをあげる。菊池によれば「ここまで追えた」初めての感覚だった。「ライト前」などと評される深い守備位置については、あくまでも感覚で取っているポジションではあるものの、状況に応じて常に細かく変えていることを強調する。逆説的になるが、あらかじめ追いつける位置に就いているから捕れるというわけだ。

2014年シーズンを振り返る章は、2016年の優勝につながるヒントがあって興味深い。前半戦を12年ぶりに勝ち越して折り返したものの後半戦に失速したが、この章を「優勝できなかった理由」とつけるあたり、菊池選手をはじめとする若手選手は優勝を本気で考えていたことがわかる。負けグセがついた万年Bクラスのチーム、カープはそんな状態からはすでに脱していたのだ。

往年の名投手の提言、北別府学「カープ魂〜優勝するために必要なこと〜」

「選手は揃っている。あとは何が足りない?」。オビに記されたコピーは挑発的でさえある。ここ数年は優勝候補にあげられるほど戦力が揃ってきたものの、それでも勝ちきれないでいた。カープファン誰しもが同じように考えたのではないか。著者の北別府学氏は広島で通算213勝をあげた往年の名投手。全盛時の赤ヘル軍団のエースだった。カープ一筋で来た選手だけに、ここ数年は期待も、そして落胆も大きかったのだろう。著者はいう。足りないものは「カープ魂」だと。そして自らの体験をまじえつつ、優勝するための心構え、必要な準備を提言する。さて2016年。カープはみごと優勝を遂げた。優勝の要因として、チームの一体感とファンの後押しをあげる選手は多かった。それを「カープ魂」と呼んでもいいのではないだろうか。

名選手で組んだ先発メンバー! 二宮清純「広島カープ 最強のベストナイン」

1番ショート高橋慶彦、2番セカンド菊池涼介、3番ライト前田智徳、4番センター山本浩二、5番サード衣笠祥雄、6番ライト丸佳浩、7番ファースト水谷実雄、8番キャッチー達川光男、9番ピッチャー外木場義郎、黒田博樹、北別府学、大野豊、江夏豊、そして監督は古葉竹識。カープ往年の名選手、そして現役選手から夢のベストナインを選出し、それぞれの選手や関係する周辺人物らに取材をしたものをまとめている。本書がユニークなのは、単なるインタビュー記事に終わっていない点にある。著者の二宮清純氏はスポーツジャーナリスト。過去の取材のストックや情報を豊富に持っている。それらをふんだんに組み入れることで、数字だけではわからない各選手のスゴさや、個性などが際立つようになっている。各選手の選出には、多少の異論はあるかもしれないが、選外になってしまった名選手については、巻頭において著者があの人もこの人も選びたかったとしているので、それでよしとしたい。なお丸選手については、現役選手も入れたいという編集部の要求をのんで、これからの期待も込めて選出したとのことだ。

キャンペーン対象作品

エースの覚悟 660円→330円
二塁手革命 660円→330円
カープ魂〜優勝するために必要なこと〜 660円→330円
広島カープ 最強のベストナイン 660円→330円