2002年にWindowsソフトとして発売されて以来、コミカライズ、TVアニメ化、ネットラジオ化など、多方面で展開されている大ヒットゲームシリーズ『うたわれるもの』の最新作『うたわれるもの 二人の白皇』が 9月21日にプレイステーションVita、プレイステーション4、プレイステーション3用ソフトで発売された。今作のオープニングテーマを担当するSuaraに、新曲『星灯』、そして、『うたわれるもの』シリーズへの想いを聞いた。

『うたわれるもの』は全3部作からなる、ファンタジー世界を舞台にしたシミュレーションRPGゲームソフト。2006年にプレイステーション2用ゲームとして発売された第1作『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』は10万本以上の大ヒットとなり、2015年発売の第2作『うたわれるもの 偽りの仮面』は2016年8月現在15万本以上の販売を記録、2015年10月〜2016年3月にはTVアニメ化もされるなど、ゲームの枠にとらわれず展開を続ける話題のゲームである。そんな大ヒットゲームシリーズの待望の新作であり、三部作の最終章として発売される『うたわれるもの 二人の白皇』のオープニングテーマを担当するのがSuaraである。

■約10年の時を経て「うたわれるもの」続編を担当できることへの嬉しさと責任感

???シリーズを通して『うたわれるもの』に関わってこられたSuaraさんですが、今回の『うたわれるもの 二人の白皇』がシリーズ最終章となります。最終章の主題歌を担当されるにあたって、意気込みや意識したことがあれば教えて下さい。

Suara実は、「偽りの仮面」の楽曲たちと同時期に「星灯」の歌録りをしていたので、意識としては約10年の時を経てまた、「うたわれるもの」の続編を担当できることへの嬉しさと責任感でいっぱいでした。当時はまだ「偽りの仮面」でさえ、どういった方向に話が進むのか知らなかったのですが、「星灯」を聴いたときは漠然と「最終章なんだな・・・」と音楽から感じられるものがありました。

???Suaraさんも『うたわれるもの』シリーズのゲームをプレイしたり、アニメをご覧になっていると伺いました。これまでSuaraさんが歌唱された『うたわれるもの』シリーズの楽曲の中で、一番ゲームやアニメとリンクしているなと感じる楽曲のフレーズについて、具体的なゲームやアニメのシーンを挙げて教えて下さい。 

Suaraやっぱり「キミガタメ」ですね。初代のアニメでは、ハクオロさんとエルルゥの別れのシーン。偽りーではオシュトルの最期をハクが見守るシーン。最終話で必ず流れる「キミガタメ」の“きみの瞳に映るわたしは何色ですか”という歌詞のシーンは感情移入せずにはいられませんよね。あの曲、演出はズルいな〜ニクイな〜と思いながら号泣してしまいます。

■「うたわれ一家」と感じる特別な絆

???新曲「星灯」についてお伺いします。「星灯」は作詞・須谷尚子さん、作曲・衣笠道雄さんという、『うたわれるもの』シリーズのオープニング曲を担当したお二人が今回も楽曲制作を担当されたとのことですが、初めて音源を聴き、歌詞をご覧になった時にどのような印象を受けたかを教えて下さい。

Suara衣笠さんのメロディはいつももう無条件に好きで体にスッと入ってきます。今回も、カッコよくて優しくてどこか懐かしい雰囲気を感じました。間奏のリフは、「あれ!?聴いたことあるな〜この感じ」(笑)。同じシリーズならではの音楽的な遊びにワクワクしました。歌詞の「君」は誰を指しているかとか、須谷さんはおろかプロデューサーからも特に説明はなかったですが、これは“初代”も“偽り”も最終章においても、いろんなキャラの気持ち、辿ってきた道に重ねられるな、と感じました。

???SuaraさんがTVアニメ『うたわれるもの』主題歌の「夢想歌」でメジャーデビューしてから10年となりますが、この10年間『うたわれるもの』に関わられてきた中で一番印象深かったことを教えて下さい。

Suaraやっぱり、“初代うたわれ”のキャストの皆さんと仲良くなれたことです。キャストの方々と主題歌歌手とはなかなか交流を持てる機会って少ないと思うのですが、クロウ役の小山剛志さんの一言がキッカケで、「仲間」になれた!っていう嬉しさがありました。その小山さん、エルルゥ役の柚木涼香さんとは特に仕事でもプライベートでも、今だに交流がありますし。さすがに当時のように大人数で集まって遊んだりはできなくても、たまに会うと「うたわれ一家」の皆さんとは特別な絆を感じます。

■アニサマで9年ぶりの「キミガタメ」歌唱、感激で思わず涙

???Suaraさんがメジャーデビューされてからの10年間、Suaraさん自身、もしくはSuaraさんの周りに起きた変化で一番大きなものを教えて下さい。

Suara私自身でいうと、やはり出産ですかね。それにより環境は変わりました。体調管理も以前と比べて大変になりましたし、歌に集中できる時間を確保することに今も必死です(笑)。ですが、そんな中でも歌う場所があることに感謝しつつ、周りのサポートも受けながら、留まることなく前に進んで行きたいと思っています。

???「Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-」では『うたわれるもの』より「不安定な神様」と「キミガタメ」を歌唱されたそうですが、ライブはいかがでしたか?

Suara「不安定な神様」を歌い出した時のお客さんの歓声がすごかったです!そして、「キミガタメ」を歌い切った途端に感激で実は泣いてしまったんです。今回のアニサマのテーマが「刻」で、「うたわれ」が刻を経てまた盛り上がっていることと、私も久々のアニサマのステージで「キミガタメ」を9年ぶりに再び歌唱できたということでいろいろ重なって。とても意味を感じたライブでした。

???全て『うたわれるもの』シリーズの楽曲のみで構成するライブ『うたわれるもの SUPER LIVE 2016』の開催が決定したとのことですが、意気込みを教えて下さい。

Suaraうたわれ縛りのライブって、今回が初めてのことですし、この先また開催されるとも限りませんから、私もこの一回のライブに全力で臨みたいと思っています。ゲストの柚木涼香さん、小山剛志さんと共に盛り上げたいと思います。