日本でも年々盛り上がりを見せてきている“オクトーバーフェスト”。今年もその季節がやってきました。普段なかなか飲めない本場ドイツビールの数々を飲み干しながら、美味しいソーセージや愉快な音楽とともに、“食欲の秋”の到来をみんなで楽しんじゃおう!という人も多いのでは。music.jpでは、このオクトーバーフェストにちなんで、【30%off】「ビール&酒」関連本が安い!キャンペーンを行います。是非この機会に、本を読むことで、ビールをはじめ様々なお酒の見識を高め、家族や仲間との会話に弾ませ、お酒を味わう楽しみを深めませんか?

「ビールの教科書」

「本書を一冊読めば、一般的な日本のビール好きが持つビールの常識を、一気に世界でビール通と思われる人が持つビールの常識レベルまで引き上げることを目的として書いた」と著者は語る。
このような大きな目的を明確に掲げる著者。
文章からも、ビール愛に満ち溢れた一人の男の、世界に比べて低いとされる日本人のビールに対する知識向上への、熱い想いがひしひしと伝わってくる。

教科書、という題の通り、一冊読めば博識に

第一章では、ビールの歴史を紐解く。
ビールの歴史は、ゲルマン民族によってヨーロッパで育まれてきた。
ゲルマン民族であるアングロ族やサクソン族が、麦芽を主原料とする酒、すなわちビールを作るようになるとこれを「エール(Ale)」と呼んだという。
その後、ドイツのバイエルン地方で、アルコール度が低くて腐敗しやすいビール醸造の成功率を上げるため、抗菌作用の強いホップが使われるようになったという。
そこでビールに苦味が生まれることとなる。
15世紀後半に入ると、ラガービールが誕生する。

第二章では、ビールの造り方を詳細に語り、第三章では、ビールの原料の違いを解説。
モルトと言われる麦芽、ホップ、酵母、水。
さらには、日本での副原料の使われ方が詳細に記述されている。

第四章では、国によって違うビールのスタイルを解説。
さらに巻末付録には、美味しく飲める地ビール一覧がある。

章の頭にはちょっとした居酒屋で出せそうな“ビールクイズ”があり、読者を飽きさせない構成になっている。

日本のビールは、
寡占市場であったことや、ビールの酒税が高くて割高な飲料となってしまったことから、あまりにも貧しい飲み方しか用意されてこなかったことを著者は嘆き、一人でも多くの読者に本物のビールの楽しみ方を知ってもらい、とことんビール人生を楽しんでもらいたいと願う内容となっている。

「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン」

「シャンパンは五感で楽しめる。こんなワインは他にない」と語る著者は、シャンパンへ並々ならぬ愛情を注ぐシャンパン博士。
「死ぬまでに飲みたい」というような美味しいシャンパンが30もあるのなら、残りの誕生日に本当に美味しいとされるシャンパンを1本ずつ開けてみたい…。
そんな気持ちにさせてくれる一冊だ。

「人生は短い。まずいものなどに関わっている暇はないのだ」と著者は語るように、人生の節目節目で開けるシャンパンを、より豊かで印象深いものにするためにも本書は役立ちそうだ。

シャンパンの歴史も

シャンパンはいつの時代も幸福や祝祭と結びついた飲み物として、人々の暮らしの中にあったという。
戦争の勝利、スポーツの勝利…。
そしてフェロモンの分泌を促がすとされるテストトロンも作る媚薬、と著者が熱く語るこの飲み物。
単なるお酒として語るのはお粗末なことだろう。

●●文章がとても面白い

「例えば、クリスタル。
旨味が強くて、バランスがいい。万人受するわかりやすさがある。
シャンパンを「シリアス(真剣)」と「享楽的」に分類すると、クリスタルはシリアスだが、味わいは享楽的な見本である」

そう著者は語る。
普段何気なく飲んで、「おいしい」と平凡な言葉で片付けてしまっている方は、この本を一冊読めば、その差異を非常に言い得て妙に表現してくれているので、ありがたくも大変勉強になる。